EC決済代行サービス12社比較!メリット・デメリットについてもまとめました!

ECサイトを構築する上で、決済システムとのコネクトは欠かせません。
幅広い層の顧客獲得のためにも様々な決済システムを把握しておく必要があります。
今回はそんなECサイトの決済システムの種類や方法をまとめてみました。

ECサイト決済システム接続方法の種類

上記でも説明しましたように、多種多様の決済システムが存在しています。
中でも主なシステムは、
『リンク型』『トークン型』『データ伝送型』『メールリンク型』
の4つをあげられます。
現在ある様々なサービスではこれら4種類を組み合わせて、色々な業種・業態に合うよう最適化されたシステムを構築しています。
それぞれのシステムについて、よくある企業様のニーズを交えて説明していきましょう。

『リンク型』

低コストで安心安全に運営したい方向け

リンク型とは決済代行サービス会社の決済画面に移動して全ての決済処理を行う方法です。
決済画面をわざわざ構築する事なく簡単に決済機能をつける事ができます。
したがって、決済機能を自社開発するコストや手間を省き、決済画面をデバイス毎にカスタマイズする事ができます。
また、個人情報の漏洩などセキュリティー面が不安な方でもお客様のクレジットカード番号などを取得しなくて良いので安心して運営する事ができます。

『トークン型』

とにかくセキュリティー面を強化させたい

トークン型決済とは、ユーザーのクレジットカード番号などの情報を別の文字列(トークン)に置き換えて決済処理を行うセキュリティー面に特化した方法のことを言います。
リンク型決済と違って、自社サイト内で決済が完結するようなJava Scriptプログラムを組み込むため、決済処理中に別のサイトへ移動する (画面遷移) 事がないので、サイト離脱のリスクヘッジになります。一方、コスト面では少し高くつきます。
トークン決済を導入すると、

・導入の際の初期費用
・月額固定費
・案件毎の手数料

の3つが加算されます。
ですが、リンク型決済と同じような仕様でセキュリティー面をupさせる場合には最適の方法と言ってもいいでしょう。

『データ伝送型』

自社サイト内で決済処理の全てを完結させたい

データ伝送型はAPI型とも言い、自社でSSL対応のサーバーを構築しユーザーからのクレジットカード情報を決済代行サービス会社に転送し決済処理を行う方法です。
自社サイト内に決済機能を組み込んみ、決済処理を完結させる事ができます。
注文件数が多い大規模な会社向けのサービスです。
よって、自社のオリジナリティーを優先させたサイト構築を実現できます。
またこちらもトークン型と同じく画面遷移数を減らす事ができます。

『メールリンク型』

予約販売なども視野に入れたい

メールリンク型とはユーザーにメールやショートメール(SMS)やQRコードなどを通じて請求内容を決済用URLとして送り、そのURLから直接ユーザーが決済画面に誘導されるという方法です。
決済処理がメールで完結できるため、簡単に決済が完了します。
また商品の値段を購入時に決められない場合などでも対応しているので、予約販売や見積もりが必要な場合にも利用できます。
自社での決済システム構築が難しい方や、WEB注文や電話注文など幅広い注文方法に対応されたい方にもおすすめです。

決済方法種類

ECサイトの決済方法には以下のような種類があります。

『クレジットカード決済』

この決済方法はECサイト上で最も多く使われている決済方法です。
時間帯や場所を気にせず24時間いつでもどこでも商品を購入する事ができます。
ECサイト運営者は購入の決済を待つ事なく商品を発送できるので、在庫管理もしやすい点もあります。しかし、クレジットカードは全てのユーザーが所有しているわけではありません。
また、セキュリティー面に関しても、細心の注意を払っておかないと不正利用などの大きいリスクがあります。

『自動引き落とし』

自動引き落としは定期購読など定期的に代金を引き落とす必要がある場合に利用します。
ユーザーも最初の登録だけで、月々の支払いを完了する事ができるので、手間が省けます。
また、運営側にとっても代金を集金し損なうなどのミスをなくす事ができます。
ただ、もしユーザーの口座残高が請求金額に達していなかった場合は引き落とされません。
自動引き落としに対応している決済サービスも少ない点はデメリットでもあります。

『ネットバンク』

ネットバンクを利用する場合はログインさえすればカード番号などを入力しなくても支払いを完了する事ができます。
支払いの口座や金額をまちがえる事もありません。
しかし、そもそもネットバンクのアカウントを所有しているユーザーが少なく、ネットショッピングに慣れているような人でないとなかなか手を出しにくい方法です。

『携帯キャリア決済』

携帯キャリア決済はスマートフォンを含める各キャリアで契約した携帯電話を持っていれば可能な決済方法です。
4桁の暗証番号のみの入力で購入する事ができるので、クレジットカードを持っていないような10代の顧客層にも届きます。
ただ、この決済方法は手数料が高く、請求限度額は低く設定されているので、導入のハードルは高いです。

『電子マネー・ウォレット決済』

今急速に普及している電子マネー・ウォレットマネーをECサイトでも利用する事ができます。電子マネーはその中でも、[プリペイド方式とポストペイ方式]に分かれています。
事前にチャージさえしていればクレジットカードを持たない人でも持たない人でも利用できます。事前チャージ限度額はあり、不正利用にも充分な注意が必要ですが、もともとこの決済方法が生活に密接しているような方には利用しやすい決済方法です。

『インターネット上で支払いを完結させない方法』

上記にあるようなインターネットを介しての支払い方法の他には、
指定の金額を後払いできる方法もあります。
その方法の種類は大体以下の通りです。
・コンビニ
払込票を事業者側が用意します。コンビニによって多少やり方に差はありますが、24時間ユーザーが好きなタイミングで支払いをする事ができます。
・ATM
コンビニと比べると利用時間に制限はありますが、こちらはユーザーが各々払込票を印刷して支払います。
・払込票
どの地域においてもコンビニだけではなく郵便局でも支払う事ができます。
・銀行振込
ユーザーにネットショップ側が指定する口座へ振り込んでもらう支払い方法です。こちらはBtoBや高額取引の際におすすめです。
購入から支払いまで時間が空きますが、昔から幅広く使われてる支払い方法なので馴染みやすいものではあります。
・代金引換
ユーザーが注文した商品をユーザーの自宅で受け取る際に宅配業者を介して支払いをしてもらう手段です。手間や時間はかかりますが、商品が届いた事を確認してから支払えるので、ユーザーには安心して使っていただく事ができます。

複数の決済方法を導入するメリット

決済方法の幅を広げれば獲得できる顧客層の幅も広がります。
ユーザーは自分に合った決済方法を選択できないと購入を止めてしまう可能性があります。
特にECモール上では、オリジナリティーを売りにしている商品以外は容易に同じ物を別サイトで見つける事ができてしまいます。
商品検索から購入までの間にユーザーにストレスを与えないよう、満足度を考えながら選別しなるべく多数の決済方法を導入するといいでしょう。

決済システムを選ぶ時のポイント

決済システムの接続方法は多種ありますが、その中から自社サイトに適合する物を選ぶためのポイント4つあります。

ポイント①システム構築及び運営コスト

導入する決済方法によってコストは変動します。
特にクレジットカード決済やコンビニ決済代行サービスには手数料がかかります。
例えば決済代行サービスには月額固定費や案件毎に決済手数料・トランザクション手数料などがかかってきます。

ポイント②個人情報の取り扱いなどのセキュリティー面

快適な決済システムには安心安全な信頼できる方法が一番です。
個人情報の取り扱い、支払い確認においてはしっかりセキュリティーを強化していきましょう。

ポイント③銀行口座を一元管理する

自社で複数銀行口座を所有空いている場合、
全ての口座を一元管理できるような柔軟性のあるサポートを選びましょう。

ポイント④商品の金額・ターゲット年齢層で選ぶ

合計請求額が高額な場合、代金引換決済しかできないと大きなリスクと手間をユーザに科する事になってしまいます。このように複数決済システムにより顧客の自由度と満足度を上げて、ニーズに答えていきましょう。ですが、企業側からすると複数決済管理が必要という難しい作業をしなくてはいけません。どのユーザーが何日までにどんな方法で決済をするのか、全て把握する必要があります。

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決済代行サービス 12選

それでは具体的に決済代行サービスを行っている12社をご紹介致します。

SBペイメントサービス

SBペイメントサービスはソフトバンクグループが提供するサービスです。
決済・金融事業もになっており、20種類以上の決済方法を提供できます。
EC事業者のニーズに合わせ様々な決済サービスを提供しており、集客支援や不正検知機能も搭載しているので、売り上げ向上にも繋がります。

楽天Pay

楽天Payは楽天が提供するサービスで、アプリ決済・クレジットカード決済・インバンド決済が可能で、更に他社のサービスにはないような電子マネー決済にも対応しています。また、楽天銀行であれば翌日に無料で入金される事も特徴です。

GMOペイメントゲートウェイ

GMOペイメントゲートウェイはキャリア決済・クレジットカード決済・コンビニ決済・LINEpay決済など幅広い決済方法を提供し、EC事業者のニースにあった最適な決済方法の提案を行っています。
またセキュリティー面にも特化していて、安心できるサポートも提供しています。

ソニーペイメントサービス

ソニーペイメントサービスは総合決済サービスのe-SCOTTを提供しています。
様々な決済方法を提供していると同時に、業界唯一のセキュリティーサービスも導入しています。また高速高速レスポンスも可能なので、カゴ落ちや機会損失のリスクもありません。

ゼウス決済サービス

ゼウス決済サービスは創立25年以上の実績を誇る安心安全な決済代行サービスです。独自の豊富な導入実績を元に幅広いサポートとサービスを提供しています。
また、売上向上や集客支援に対する提案も行っています。

ペイジェント


ペイジェントは株式会社ペイジェントが提供する豊富な決済手段を持つ決済代行サービスです。システムの導入が簡単で利用方法も様々で、優れた技術力により安全な情報管理を提供しています。締日から最短5営業日で入金が可能などスピーディーな早期入金オプションサービスも用意されています。

ベリトランス

ベリトランスはベリトランス株式会社が提供する世界基準の決済代行サービスです。ECサイトから実店舗での決済代行を行っており、幅広いチャンネルを一元管理する事ができます。決済処理との完全自動連携の不正利用検知のサービスもあり、EC事業者が求めるセキュリティー面にも特化しています。

ぺイオニア(Payoneer)


ぺイオニア(Payoneer)は海外に向けるECサイトにも対応できるグローバルな決済代行サービスです。国際商取引を簡単かつ安全にする事ができ、国内銀行口座に最短1営業日で入金が可能です。また、送金料が0円で手数料も少なくコスト削減へとつなげる事もできます。

ラクーン

ラクーンは株式会社ラクーンによるサービスです。
PaidというシステムによりBtoB間の売掛取引における一括請求も代行しており、未回収リスク回避に繋がります。また、Paidの使用は最短当日から可能なのでスピーディーな対応も行っております。

ヤマトクレジットファイナンス


ヤマトクレジットファイナンスは『クロネコ掛け払い』というサービスを行っていて、商品発送と連動した信用供与によりBtoB間の手間の掛かる請求業務を一括して代行しています。また、初期費用等も必要のない独自の『クロネコe-クレジット』という決済システムも搭載しております。

Paypal

Paypalは世界各国で主要に使われているの自動決済も可能なサービスです。導入までの流れがわかりやすく簡単でスマホからの操作にも特化しています。海外での本格的なECサイト構築にも最適で、圧倒的な認知度と顧客数を誇ります。

STORESターミナル(旧コイニー)

STORESターミナル(旧コイニー)はコイニー株式会社が提供するシステムです。
このサービスは実店舗での導入に特化していて、最短で翌日入金ができルためスピードが求められるEC業界に最適です。Suicaなどの電子マネーやWeChatPayにも対応しているため導入もしやすく、またPOSレジヤカイケイソフトとの連携も簡単にできます。

スクエア

スクエアはタブレットPOSレジやクレジットカード決済に特化した実店舗向きのサービスです。スクエアは最短で当日から使用可能で無料アカウントを作成しアプリをダウンロードすればすぐ使用する事ができます。現金受付・在庫管理・売上分析・複数店舗管理などを全て無料で代行しています。

まとめ

複数の決済方法を用意しておけば、ユーザーの満足度を向上させる事ができます。
既に決済サービスを導入済の企業様も決済方法の見直しも再検討しより良い環境作りをする必要があります。しかし新しいサービスの導入には新しい手数料や運営方法が必要になってくる場合もあります。自社のEC規模に無理のない最適のサービスを提供していきましょう。

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