EC激戦時代である昨今では倉庫需要が上昇し、それに付随して、WMS(倉庫管理システム)の注目度も上がってきています。
今回はそんなWMSと物流センターの関係について簡単にまとめてみました。
WMSの基本機能についてはこちらの記事をご覧ください。
【関連記事】WMS徹底解説!おすすめ倉庫管理システム比較10選をまとめてみました。
なぜWMSが注目されるのか
倉庫内での複雑な業務に対応するにはある程度の教育を必要とします。
明確に在庫の場所を把握したり、全ての倉庫内業務に慣れていないと、ヒューマンエラーを起こしてしまう場合があります。また、全て人力任せにしていると、特定の責任者のみ把握しているようなデータの確認を、必要な時に知る事ができない場合があります。
このような問題点を改善するのがWMS(倉庫管理システム)です。
物流センターとWMS
近年の物流センターは大きく分けて2種類存在しています。
この2種類の物流センターの特徴を組み合わせた物流システムが開発されていたり、
それぞれに特化したシステムも登場しているところから、WMSとの隣接した関係を知る事ができます。
まずは2種類の物流センターについて簡単にまとめてみましょう。
TC(通過型物流センター)とは
通過型物流センターとはトランスファーセンター(通称TC)と略される物流センターで、店舗に近接して設置されています。在庫を停留させずに出荷する事が特徴で、そのほかにも入荷・検品などの荷捌き業務も行います。
DC(在庫型物流センター)とは
在庫型物流センターとはディストリビューションセンター(通称DC)と略され、
TCとは違って在庫を保管するという機能がついています。
入荷・検品などの業務に加え荷合わせも行うため、配送業務量を少なくする事ができます。
『TC=クロスドッキング』とは何か
日本ではTCの事をクロスドッキングと表現する場合が多くあります。
これは入荷した商品を直ちに出荷するシステムの事を指し、
在庫をもたず仕分け作業後すぐに出荷します。
このクリスドッキングの普及により、リードタイム削減と複雑な在庫管理をなくす事に成功しています。主にクロスドッキングでは小ロットでの仕入れによるリスク削減や在庫コストの削減などを実現でき、近年の物流業界をより効率的に改革する事ができました。
TCとDCによる流通の仕方には商品ごとに向き不向きがあり、より適切な方法を選択していく必要があります。
WMSの需要
このように物流センターには種類が2種類あるというのと、それぞれの物流センターに特化したWMSが存在する事により、より効率的なフロー作りを行っています。
例えばTCの場合リードタイム削減に特化しているからこそ、現場での業務に関してよりスピーディーさが求められます。TC特化型WMSでは倉庫内の検品業務などに対応できるよう、正確かつ作業効率の良いマネジメントを行えます。例えばハンディーターミナルによる仕分け業務で作業品質を向上させ、次々に流れていく商品を素早く管理しています。
また、店舗納品ラベルを自動で貼り付ける業務も行ってくれます。
一方DCの場合は賞味期限付きの商品に対しての特殊な管理も行っています。
ロットナンバーと賞味期限を紐付けさせた管理ナンバーを使って商品を管理する事で、賞味期限が早い順の先入先出しを可能とします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
物流センターの特徴に合わせたWMSが構築される事により、それぞれのニーズに適合した機能を得る事ができます。
また、マテハンの側面においてもWMSは効果的です。この機会に様々なWMSについて考えてみてはいかがでしょうか。
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