年別アーカイブ: 2020年

在庫管理における失敗事例についてまとめました

目先の売り上げに気を取られて最も盲点になりがちな在庫管理。
実は物流業務の中でも効率化に最も関わっているのがこの在庫管理業務です。
在庫管理は様々な工程を含み、管理に工夫が必要な業務であると言えます。
しかし、在庫管理をしっかり行う事によって業務効率化の盲点を知ることができると同時に、売り上げアップも実現することができます。そのために今回は『どの様に管理すれば失敗しないのか』という事を失敗事例を基に知っていきましょう。

在庫管理の基本知識

在庫管理を知る上での基礎的知識についてまずお話していきましょう。
物流現場において『在庫』や『在庫管理』という言葉は日常的に聞く言葉だと思いますが、
皆さんはそれについて正しい認識をしているのでしょうか?
まず、在庫と言ってもまず業種によって抱えてる在庫の種類が大きく変わります。

在庫の種類

小売業の場合
小売業の場合既に完成された商品を扱うので、更に加工の必要のないものを保管しています。
また、これらはサイズが小さくてロット数が多い商品が多く、組み立てなどもされずそのまま梱包され配送されていきます。そのため仕入れの際も顧客への販売を目的としているケースがほとんどです。

製造業の場合
製造業には小売業の様に完成品だけじゃない在庫も抱えています。
それは部品・原材料・仕掛品・半製品です。
部品や原材料は製品を作るための材料などを指します。
部品は自動車などの組み立てが必要な商品を扱っているメーカーがボルトやネジなどを扱うために仕入れています。
原材料は、例えば鉄や金などの塊はそのまま使用できませんが加工などを施せば、
ネジなどの部品にすることができます。この加工には設備を設けないといけないのでアウトソースするケースが多くあります。部品の用途は限られているのに対して原材料の使い道は多種多様です。
原油という一つの原料からガソリンやナフサなど複数の製品が生まれるのが例に当たります。
仕掛品とは工程途中や工程内に含まれている複数の部品や原材料を組み合わせた物を指します。
この時に発生するのが半製品で、これは仕掛品と変わりはないのですが、唯一違うのはそのままの状態でも出荷できるという点です。
これら在庫の種類によって在庫管理の方法も大きく変わっていきます。
例えば、小さくて数の多い商品はフリーロケーション による管理、
大きくてリフトを使わないと管理できない様な商品は固定ロケーションによる管理。
これら両者の管理方法が必要であればダブルトランザクションによる管理方法が適しています。

【関連記事】フリーロケーション (Free Location)で在庫を管理することのメリットデメリットについてまとめました

そしてこの様な自社の業種や業態による在庫に合っていない在庫管理方法を利用している事に気付かないと、見えない経費を可視化することができず、実は削減できるはずのムダな経費を払い続けてしまっている可能性があります。

在庫管理の目的

在庫管理において最も重要視しなくてはいけないスローガンは
『必要な商品を必要な時に必要な分だけです。
コントロールしにくい在庫管理における在庫水準維持するために大切な指標となっています。
それは在庫管理には大きく分けて2つの目的があるからです。

売上向上

在庫=お金です。在庫がなければ物を売ることができず、チャンスを逃してしまいます。
自社に合った在庫管理の方法とポイントを押さえておくことで、顧客の要求に応じて出荷体制を作ることができます。これは顧客獲得率も上がり売上向上に繋がります。

資金管理を楽に

売り上げを増やすためにも、在庫を格納している倉庫の経費や作業費、人件費、配送費用も削減する必要があります。また、返品や廃棄処分などの面でも在庫量は変動します。これを徹底して管理しやすくするために正確な決算書を作らなければいけません。
ですが、この様な資金の管理も適切な在庫管理によって可能になります。
そのためにはまず在庫管理にかかるコストはどの様なところで発生しているのかもまとめていきましょう。

在庫金額を把握する

見えないところでかかっているムダな費用こそ削減していきたい物です。
上記にもあるように、在庫管理には工夫をしないと可視化しにくい費用が実はかかっています。

在庫金利

在庫金利とは在庫を所有する事によってかかる資本金・借入金・保管コストなどを所有期間に応じて会計管理上架空の金利を資金コストに変換した金利について言います。
在庫金利の算出方法は多くの場合加重平均資本コスト(WACC)を参考に計算していきます。
その他に倉庫の資料や棚卸資産減耗などを指標として考えていくので、在庫金利は加重平均資本コストよりもやや高めに設定されることが多いです。算出方法の計算式は以下の通りです。

※D:負債総額、E:株式の時価総額時価総額、rD:負債コスト、rE:株主資本コスト

この計算式を基に、一つ例をご説明致しましょう。
加重平均資本コストが4.7%の場合、少し高めに設定するため在庫金利は5%に設定します。
1000万円の在庫を使用し、利益が500万円出た場合、在庫金利は5%に仮定しているので、
1000万円(在庫)×5%(在庫金利)=50万円
これを利益と合わせて考えると、実際の利益はおおよそ500万円ー50万円=450万円となります。

保管費

外部倉庫の場合
商品の特性や倉庫業者との取り決めによって保管費用を定めます。
また、入出荷に伴って荷役料も保管費として計上します。
自社倉庫の場合
自社で倉庫を所有している場合、以下のような保管費がかかってきます。

・設備費用
倉庫の建設費、光熱費、減価償却費など
・倉庫の保険料
倉庫にかけている保険料
・人件費
運搬費用、棚卸費用など
・未利用品、目減りや盗難などの損失
陳腐化、設計変更などによるもの
・資本の費用
在庫の調達による資金調達借入金利、機会損失など
・販売促進用物流加工費
商品を特定できればその費用として計上するもの

棚卸評価費

棚卸評価費とは在庫の価値減少による損失の事です。
仕入れの後に製品の生産が終了したり製品の価値が大きく下がった場合、原価ではなく時価で棚卸資産を考えていきます。このような製品の価値の変動にはこのような原因があります。
・災害によって大きな損害を受けた場合
・品質劣化がある場合(形崩れなど)
・アパレル系によくあるような流行りに大きく左右される場合

価格補償費

価格補償費は小売商品の価格を下げる時などに、卸業者に旧価格で販売した価格を補償する事を言います。
例えば1000円の商品を小売店に納入し、小売店が小売価格を1200円に設定した場合、小売店の利益は1つの商品当たり200円の儲けになります。
しかし、この商品が何らかの理由で1100円に下げた時、本来の小売店の儲けとの100円の差が出てきてしまいます。
この差額を埋めるために小売店に900円の販売価格で提示します。
この差額を返金する事を価格補償費と言います。

返品費用

顧客がが購入したのち、気に入らなかった物は一定期間内であれば返品されてきます。
その場合返品作業に必要な物流経費がかかります。
返品されていなければ獲得できた売り上げも含め在庫金額に含めて考えていきます。

在庫管理の理想形態を知るためには

在庫管理を理想的な形態にするためには実績データ収集とマネジメント専門の部署または担当者を必要とします。そのために何を考えていかなければならないのでしょうか。

PDCA

在庫管理のPDCAは在庫管理をする上で重要なサイクルです。
そもそもPDCAとは
(PLAN:計画する、DO:実行する、CHECK:確認する、ACTION:改善する)
の頭文字をとってPDCAと略されています。
PLAN:予め具体的な未来在庫算出をし在庫目標を計画します。
DO:計画に沿って日々の在庫の入出庫数や発注などを管理します。
CHECK:計画と実際の在庫数との差異がないか確認します。
ACTION:その上で定めた目標に向かって調整していきます。
このような一連のサイクルを常に実行してくれる部署または担当者が必須です。

ABC分析及び在庫回転率

現在の在庫の実態を知ることは実績データ収集に大きく関わっています。
そんな時にABC分析をするといいでしょう。
ではそのABC分析について少し説明いたします。
ABC分析とは重点分析とも言われています。
一定期間の金額付きの出荷データと在庫データをまず用意し、以下のことを考えていきます。

1.一定期間の売り上げ(在庫金額)を把握する
2.売り上げ総額に基づきそれに対する個別品目の売上構成比を割り出す
3.売上構成比の大きい順に品目を並べる
4.売上1位の品目を起点に2位以下の品目の構成比を順次累計する
5.横軸に品目順位、縦軸に構成比の累計を折れ線グラフでパレート図を描く

このような分析により売り上げに見合わない在庫が何の品目なのかなどを検出することができます。
在庫回転率は予め設定した目標の数値と実際在庫がどのように回転して売上を出しているのかなどを知るために計算します。
また、在庫回転率から在庫回転期間も知ることができ、どの時期にどの期間どの在庫が入出庫されているのかなどを明確にすることができます。

在庫管理の失敗事例5選

それではいよいよ在庫管理の失敗例を見ていきましょう。
この失敗例を基に、在庫管理改善への糸口を見つけていきましょう。

失敗例1:自社の情報把握不足

A社はアパレル系の業者です。
アパレル業界は在庫管理によって売り上げが大きく変動してしまいます。
全ての商品が流行に左右され、食品以上に鮮度が大事なのでアパレル専用の在庫管理の知識が必要です。
A社は最近売り上げが上がってきて入出荷量も増えてきました。 いつものように仕入れた商品を目視による検品により処理していましたが、その結果膨大な時間的コストとミスや無駄な作業工程を産み出してしまっている事に気付きました。

原因
・目視による検品作業には限界がある 人力での作業にはミスとタイムロスはつきものです。 売り上げの変動によって在庫管理も変化支えていかなくてはなりません。 ・アウトレット価格での販売にもしっかり目を向けていなかった。 型落ち商品など売れ残った商品をアウトレットで販売することの多いアパレルですが、 この販売管理もかなり複雑です。 ただ単に売れない商品が再度売れるチャンスを持ったと言うわけではなく、適正価格を下回っている以上売上をあげることはできません。

改善するには… デジタル化できる作業はデジタル化に対応していくべきです。 在庫数の差異を生み出さないためにも気がつかないうちに在庫が蓄積されていくなどのないようにハンディーターミナルなどの活用をおすすめします。 また、操作方法などを特定の管理者のみが把握するのではなく、在庫を管理する全従業員への教育をし、万が一の時に管理を任せられるようにしておくことがポイントです。 そして、在庫内には適性在庫があります。 例えば食品業界では食品に消費期限、賞味期限というものがくれば問答無用で廃棄処分です。 しかしアパレル業界ではアウトレットでもしかしたら売れるかもしれないと、本来処分しなければいけないような商品にも望みをかけながら保管してしまう可能性があります。 見切りをしっかりつけて行くことも次のシーズンでの売上アップに確実に繋がります。

失敗例2:販売・仕入れ管理は成功したのに...

B社は部品製造業者です。
ロケーション管理とロット管理をしたいと思いシステムを導入しましたが、販売・仕入れの管理は成功したのに在庫管理は失敗してしまいました。
販売管理は売上伝票発行や売掛管理、仕入れ管理は発注伝票発行や買掛管理までシステム化できたので、効率化を実現し、効果を得ることができました。
しかし在庫管理に関してはリアルタイム在庫把握ができなかったため、今日の在庫すらわからない状況になってしまいました。
在庫管理は仕入れ管理の入庫情報と売上管理の出庫情報によって会社としての在庫計算はできていましたが、仕入れや売り上げのデータ入力は月次の決算に間に合えばいいとまとめて時間がある時に入力していたため、その日の在庫状況すら把握ができない状況でした。 更に、その日のうちに仕入れや売り上げのデータ入力をする事に急遽したものの、伝票入力担当者は日によって作業量が変動してしまうため、作業効率か悪くなってしまいました。

原因
・自社についてと依頼したシステム提供会社についての情報のリサーチ不足
・伝票さえきっちり扱えばいい販売、仕入れ管理と在庫管理は大きく違うと言うことをわかっていなかった

改善するには… システム導入後に後からカスタマイズしたいと思っても、依頼している会社にその機能がついていなければ無理な話です。 また、在庫管理は個々の現品と伝票処理の同期させる情物一致が必要です。 システム導入の前に運用のルールを決めて担当部署や担当者が随時対応していく必要があります。

失敗例3:有名、大手であれば自分の会社に合ったシステムを提供してくれると信じている

C社は在庫管理システムを導入しようと思い、導入実績が良く、テレビやインターネット上で支持率が一番高いと言われているシステム提供会社のシステムを導入しました。
自分のやりたいようにカスタマイズできず、数千万の投資が無駄になってしまいました。

原因
何のシステムにしても、業界実績No,1こそが一番扱い易いだろうと信じ込んでしまっていました。

改善するには… 在庫管理には業界のルールなどはありません。10社10色という様にその会社に合ったシステムは業界実績No.1だからと言って適合するわけではありません。 自社について良く解析を行って自社に適切なシステムを探しましょう。

失敗例4:システム会社頼み&鵜呑み

D社は老舗部品メーカーです。
今までシステムを導入するなどは考えていませんでしたが、 業務効率化を見込んで在庫管理システムを導入することを決めました。
ですが、UI操作に慣れず、結果的に望んでいた作業効率が悪くなり、キャッシュフローにも影響が出てしまいました。
システム会社に相談したところいろいろなオプションを追加するよう促され、費用がどんどん増してきました。

原因
・単純に操作方法がわからないというだけでなく、従来の自社での在庫管理のシステムと新しく導入したシステムの相性が悪く部分的に連携が取れていなかったため

改善するには… システム会社のサポート面をしっかりチェックしましょう。更にこちらからシステム会社に要件定義やフィット&ギャップ分析をしっかり求め、理解するまでシュミレーションをしたのちサポートしてもらいましょう。 そして、システム会社の言うことを鵜呑みにしすぎるのも要注意です。 システム会社は良かれと思って進めていることでも、実際現場に立っている従業員目線の意見の方が大切です。必要なカスタマイズができるよう吟味していきましょう。

失敗例5:作業手順の変更を嫌がる

E社は在庫管理システムえを元から導入していましたが、更なる改善を求め新しいシステムの導入を考え、いろいろなシステム開発会社をリサーチしていました。
しかし多くの会社から導入に当たって提案されたのは、今自社で行っている作業手順を変えることでした。
慣れない作業工程や手順の変更に引目を感じたE社は、システムを一度に全て入れ替える必要はあるものの、作業手順の変更を促さなかったシステム開発会社に依頼する事に決めました。
しかし、導入後も作業効率・売上共に変化が見られず、更に今まで起こり得なかったミスが怒るようになり足踏みをしている状況でした。

原因
・慣れない工程を嫌がり、業務効率改善のチャンスを見逃してしまった ・システムを一度に入れ替えてしまったためミスが多発してしまった。

改善するには… 意外にこの事例は多く、在庫管理に改善を求めているのに関わらず、慣れない手順を習得するための時間や教育方法の開発に引目を感じて踏み切れないのはもったいない事です。基本的にどこに改善点があるのか可視化しにくい業務なので、一度柔軟に対応してみる事も重要です。 また、システムを総取っ替えする事はかなりリスクがあります。一気に今まで起こり得なかったミスが多発してしまう可能性が多いにあります。細かくシュミレーションをしてから導入しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
在庫や在庫管理について知った後、こうした失敗事例に触れると更に在庫管理の難しさ・課題の大きさを実感する事ができるかと思います。
失敗例を文章で読めばそりゃ確かに!と思う事もあるかと思いますが、本当に10社10色の在庫管理方法があるため、いつどの様に問題が浮上するかわかりません。
自社に合った在庫管理をしてく事は予想以上に多くの分析が必要かとお思いますが、より良い業務環境及び売上向上のためにしっかりと行っていきましょう。

【関連記事】物流管理システムの機能や費用、メリット・デメリットについてまとめてみました
倉庫管理とは?在庫管理との違いについてもご紹介!

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ECサイトにおいて誤出荷が起こる原因とそれに対する対策などを徹底解説!

誤出荷事故はECサイト運営をするにあたって永遠の課題であり、自社サービスの信頼度に関わってきてしまうので常に誤出荷ゼロを目指して日々試行錯誤を重ねている運営者がほとんどです。
そんな誤出荷事故の根本的な原因はヒューマンエラーと言われていますが、具体的にはどのようなミスなのでしょうか。
また、それに対する対策などを徹底解説していきましょう。

誤出荷事故が起きてしまう事例とその原因

実際に誤出荷事故が起きてしまう原因と対策を把握していきましょう。

事例1:商品数量の間違い


『同じ商品を複数購入したはずなのに1点しか送られて来なかった』

同時に複数同じ商品を購入している場合、出荷処理数の間違いは頻繁に発生してしまします。特に1点のみの購入者が多い中複数の注文が入ると、ベテランスタッフの思い込みや新人スタッフの不注意によって誤出荷に繋がってしまいます。
またピッキング時においても棚から必要な数を取り出したはずなのに実際に指定された数とは差異があり、それに気付かずそのまま出荷してしまうケースもあります。

事例2:商品タイプの間違い

『注文した商品の色違いが届いてしまった』

商品の名前や品番は正しくても、サイズ・形・色を間違えてしまうケースも多くあります。これは新人スタッフによくあるミスで、色番号やサイズ表記など商品の品番以外の表記の見方に慣れていない場合起こってしまう事があります。

またこのミスは入荷時の作業が原因で起こる事もあります。入荷する際にサイズや色の認識コードの貼り間違いをしてしまうと、それに気付かずそのまま保管してしまい、結果的に出荷ミスに繋がってしまいます。

事例3:送り先間違い

『注文していない商品が届いてしまった』

このミスの多くは送り状の添付ミスに多く見られます。
本来届けるべきお客様とは違う方のところに商品が届いてしまったり、更に逆転現象のように商品が入れ替わってしまったりします。

このような誤出荷事故はピッキング作業及び梱包作業を正確に行っていても最後の送り状貼り付けという作業でのミスにより起きてしまいます。
送り状は本来、商品や納品書と1出荷分セットにされてピッキングや梱包作業を進行していきますが、その工程中に送り状を紛失してしまったり入れ替わってしまうとミスを引き起こす可能性を生んでしまいます。

また、送り先ミスにはもう一つ原因があると考えられます。
送り状を作成する際、送り状発行ソフトに配送先の郵便番号・住所・氏名・電話番号等を手入力すると起こりやすいミスです。なのでEC受注システムから情報をインポートしてそのまま送り状に印刷するという流れが一般的ですが、それでもこのようなミスは起こってしまいます。原因はお客様から頂いた情報自体が不完全である事です。

住所の記載はあってもビル名やマンション名まで記載されていなかったり、そもそも番地が間違っていたりする事もあります。そのため、出荷情報をインポートする時も機械頼みではなく、しっかりエラーがないか確認する必要があります。

事例4:請求金額の間違い

『ECサイトに表記されていた金額と実際請求されている金額が違う』

顧客側の視点から考えると最もECサイトへの信頼を失くしてしまう原因の一つでもある、請求金額の間違いは意外にも少なくありません。
このようなミスは例えばお客様が決済方法を途中で変更したり、何らかの緊急対応により請求金額を手入力で修正しなければいけなくなってしまった時に過払いや二重請求が起こってしまいます。請求内容は送り状に記載されているため、出荷作業中の管理責任になってしまう場合もあるので充分に気をつけましょう。

事例5:梱包ミスや納品書の入れ違い

『通販から贈り物をする際、プレゼントラッピングを追加注文したのにされていなかった。また、納品書に金額が記載されていたので、送り先に金額がわかってしまった。』

現在通販から贈り物を送るという需要が増えている中で気を付けなければいけないのがこの梱包ミス及び納品書の入れ間違いです。

贈り物に関するミスは送る側と受け取り側双方のお客様を不愉快にしてしまうだけではなく、例えばラッピングに追加料金などがかかっている場合は払い戻しなどの対処が必要になってしまいます。また、雨天時の対策をしていなかったり、商品に合った梱包がされていないと同じくトラブルに繋がってしまいます。商品の取り扱いには様々なケースを考えて梱包用品を備えておかなければいけません。

これらは梱包作業者への正確な指示が行われていなかったり、作業者の商品情報把握ミスが原因と考えられます。

誤出荷が起きないための対策

上記のような事例に基づく誤出荷の原因を把握したところで、それぞれの誤出荷対策について考えていきましょう。
商品点数・種類・品番の相違、更に送り状の貼付ミスにはヒューマンエラーが大きく関わってきます。

倉庫内の出荷業務にはどうしても人員に任せなくてはいけない業務があります。
そのためどうしてもヒューマンエラーは起きてしまうのですが、そこから誤出荷に繋がらないようにまずどの時点でどのようなミスが起こってしまったのかという事を出荷前に突き止めなくてはなりません。

商品点数の相違における改善方法

『ダブルチェック体制にする』

ピッキング作業の段階でミスを防ぐのは難しい事かもしれませんが、最終確認さえしっかり行っていれば誤出荷防止になります。
人員を2名もしくは複数にしてダブルチェックをするようにしましょう。

またハンディースキャンなどのバーコード管理ができるツールを導入する事によってもミス削減を実現できます。

商品タイプの相違における改善方法

『管理タグ貼り付け業務の見直し』

商品それぞれに管理タグを貼り付けていきますが、商品のサイズや種類を間違えないためにこの業務フローを見直す必要があります。
管理タグを貼った後にそのタグと商品内容が合っているかダブルチェックを心付けましょう。それでも貼り付けにミスが生じる場合は機械のスキャンによる確認や複数人の目視の確認作業を検討しましょう。

また、入荷した全ての商品を再度スキャンして全ての入出荷数と適合しているかも確認できるとより良い環境作りができます。

品番認識ミスにおける改善方法

『ピッキング・出荷スペースの確保』

これは品番が違う商品を出荷してしまわないようにする改善方法です。
商品が入れ替わってしまったなどの事例に対しては送り状の貼り付けミスの他に出荷スペースの大きさも大きく関わってきます。
複数の商品と納品書及び注文書が乱立したり混ざってしまわないように一つ一つの商品に対する整理整頓された作業スペースをしっかり確保しましょう。

誤出荷のお詫び

次は実際に誤出荷をしてしまった場合のお客様への対処についてお話ししましょう。
誤出荷によってお客様にご迷惑をかけてしまった場合のお詫びメールは自社に対する信頼回復の面で大切です。誤出荷に対して配送側がどのような対応を取るかを明確に表記しておかなければなりません。

まずはお礼と謝罪を簡潔に

まずお客様に対して自社サービスを利用していただいた御礼を明記しましょう。
多くのサービスから自社を選んで購入にまで到っていただいたという御礼を冒頭に示した上で続いて謝罪を述べましょう。
またその際の言葉選びは慎重に丁寧に行いましょう。
必要としている商品を予定通り届けられなかった事でお客様にご迷惑をかけてしまった旨をしっかりと述べていきましょう。

とにかく迅速な対応を

誤出荷には出荷側が気づく場合とお客様からのご指摘で発覚する場合の2つのケースが存在します。
何のケースにしても発覚から時間を空けずに対応する事も誠意を表す手段の一つでもあります。場合によってはメール以外の電話などによる謝罪の方法も視野に入れておきましょう。

対応内容を簡潔かつ明確に

何か問題が合った時にお客様は、問題を起こした側がどのような対応を取るかという点をいち早く知りたいはずです。
例えば商品の到着が遅れてしまっている場合はいつまでには届くのかをしっかりお伝えしましょう。
また商品内容によっては自社で負担する事も考えましょう。

誤出荷に対するお詫び・謝罪メール文例

避けたい内容ですが、実際にお詫び・謝罪メールを送らなくてはいけなくなってしまった時に一助となれば幸いです。

まとめ

倉庫内でのヒューマンエラー が起きてしまうのはある程度『仕方がない事』です。
重要なのはそんなヒューマンエラーが起きてしまった時に『誤出荷に繋げない業務フローの確立』です。その業務フローを現場に上手くインストールし、その手順通りに作業できるような教育を徹底していきましょう。

誤出荷に関するお悩みをお持ちの方へ

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在庫管理でバーコードを導入するメリットデメリットについて、まとめました

こんにちは。自社ECサイトでの拡販を目指すにあたり、取り扱う製品の数量や種類も必然的に増えてきます。それに付随して、在庫管理に関する業務量も増加します。それまで手作業で行なっていた在庫管理では、時間がかかりすぎてしまったり、ミスが多発してしまったりなどといったお悩みを抱えているご担当者様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、在庫管理の業務効率化を目指すため、バーコードの活用について、メリット・デメリット、活用事例などをふまえてご紹介します。

バーコードを用いた在庫管理とは?

バーコードとは、線の太さや長さ、隣り合う線との間隔の組み合わせにより構成された、文字や数字を識別する「自動認識技術」の一種です。数ある自動認識技術の中でも、導入コストが比較的安く、様々な場面で用いられています。
バーコードの種類は多岐にわたり、使用できる文字の種類や桁数、サイズなどが異なり、用途に合わせて適切なものを選定することが必要になります。

在庫管理では、ハンディーターミナルなどの専用機器を用い、レーザーセンサーでバーコードを読み取ることで、製品の情報を瞬時に把握、管理することができます。
さらに、在庫管理システムと併用することで、在庫の「なにが・どこに・どれくらいあるのか」をリアルタイムで、且つ一元管理することが可能になります。製品の動きに合わせて、関連する情報も変動させ、業務量や作業ミスを削減することが可能です。

バーコードの種類

バーコードの中でも、代表的な以下の5つについて、それぞれの構成と特徴を踏まえながらご紹介します。

JAN(EAN、UPC)

構成・数字(0〜9)のみ
・13桁、または8桁
・4種のバーサイズ
・2本のバーとそのスペースで1文字
特徴・バーコードの中でも最も有名
・世界共通のバーコードで、JANは日本国内で使用されている名称
(EAN=国際的な名称、UPC=アメリカ、カナダにおける名称)
・市販商品のほとんどに活用されている
(例:生活用品、書籍、家電、アパレル業界)

ITF

構成・数字(0〜9)のみ
・14桁または16桁
・2種のバーサイズ
・5本のバーとそのスペースで1文字
特徴・他のバーコードに比べて、サイズを小さくできる
・物流用商品コードとして用いられ、ダンボール等に印刷されていることが多い

CODE39

構成・数字(0〜9)、アルファベット大文字、記号、スタート・ストップキャラクタ(*)
・桁数に制限なし
・2種のバーサイズ
・5本のバー、4本のスペースで1文字
特徴・用いることのできる文字数が多く、含める情報量も多い
・1文字を表すのにより多くの文字が必要となる分、誤読率が比較的低い
・工業用バーコードとして用いられる
(例:米国自動車工業会、電子情報技術産業協会)
・自社内のみでのオリジナルバーコードとして多用される
(例:スーパーの惣菜や肉、魚介類など、各店舗で加工、調理された商品)

NW-7(CODABAR)

構成・数字(0〜9)、記号、スタート・ストップキャラクタ(a〜dのみ)
・桁数に制限なし
・2種のバーサイズ
・4本のバー、3本のスペースで1文字
特徴・比較的単純な構成で、高い印刷精度も必要としない
・血液銀行、宅配便の伝票、DPE(写真の現像)、図書館の貸し出し管理、会員カード等で用いられている

CODE128

構成・アスキーコード全128文字(数字(0〜9)、アルファベット大文字・小文字、記号、制御文字「CR」「STX」など)
・桁数に制限なし(数字のみの場合は12桁以上)
・4種のバーサイズ
・3本のバー、3本のスペースで1文字
特徴・CODE39に代わって、GS1-128としてあらゆる業界で導入され始めている
・日本チェーンストア協会、冷凍・チルド食品業界、医療業界

QRコードとの違い

バーコードと同様、QRコードも自動認識技術の一種になりますが、両者は構成や機能に違いをもちます。

まず、バーコードは線で構成された、一次元コードであるのに対し、QRコードは縦横の2方向へのドットで構成された、二次元コードになります。したがって、QRコードの方が、識別できる文字数が増え、より詳細な情報を管理することができます。

さらに、読み取り方法にも違いがあります。バーコードの読み取りには、レーザーセンサーのある専用機器が必要なのに対し、QRコードでは、スマートフォンやタブレットのカメラからの読み取りも可能です。ただし、QRコード(二次元コード)を読み取る専用の機能が必要となります。

カメレオンコードとの違い

カメレオンコードは、最先端のバーコードで、線やドットなどの模様ではなく、色の配列で情報を管理する「カラーバーコード」で、QRコードの50倍の情報量をもつことができます。

カメレオンコードでは、自由にコードをデザインすることができるだけでなく、「間接的」「高精度」「高速」「一括」での読み取りを行うことができます。また、読み取りの際の専用機器は不要で、スマートフォンやタブレットなどのWebカメラで簡単に読み取ることができます。

バーコード管理で可能になる在庫管理業務とは?

それでは、実際にバーコード管理がカバーできる在庫管理業務をご紹介します。主な業務内容は以下の通りです。

・入荷、検品
・棚卸データの反映
・在庫照会、ロケーション管理

入荷・検品

入荷時に製品のバーコードを読み取ることで、入荷数や種類等を自動で確認し、データ化することができます。さらに、出荷時などの検品をバーコードで管理することで、手作業と比較して、誤出荷を最低限に抑えることができます。

棚卸データの反映

バーコード読み取りを活用して棚卸業務を行うことで、正確な在庫数を把握したり、棚卸データを自動でPC上の在庫データに反映させることができます。

在庫照会、ロケーション管理

製品のバーコードを読み取ることで、該当する製品の基本情報に加え、「どこに・どのくらいあるか」という在庫状況、ローケーションを瞬時に把握することができます。

このように、バーコードを活用した在庫管理を行うことで、カウントミスなどを防ぎ、正確な入出荷管理を実現することができます。

在庫管理でバーコードを用いる方法

専用のレーザーセンサーでバーコードを読み込むことで、製品の情報管理を行うことができます。実際に、在庫管理でバーコードを用いる方法についてご紹介します。

・<バーコードがない場合>バーコードの貼り付け
・専用機器で読み取る
・在庫管理システムとの連携

バーコードの貼り付け

製品の入荷時にバーコードが付いていない場合、倉庫への入庫の際にバーコードを発行し、貼り付ける必要があります。

バーコードが記載されたラベルは、製品それぞれ、もしくは手間を省くために、同一製品の保管容器や棚に貼ります。ただし、後者の場合、在庫数を手動で確認したり、保管場所の変更の際に、ラベルも変更する手間がかかったりなど、作業ミスも生じやすくなるため、注意が必要です。

専用機器で読み取る

バーコードの読み取り方法として、ハンディターミナルが挙げられます。レーザーセンサーによるバーコード読み取りに加え、データ送受信や位置検出、タブレットやモバイルプリンタ機器との連携など、機能は様々です。自社で必要な機能を見極め、最適なハンディターミナルを揃えることが必要となります。

また、最近では、バーコード読み取り機能をもつアプリケーションを利用することで、スマートフォンやタブレットでもバーコードを読み取ることができます。

在庫管理システムとの連携

バーコードで製品の情報を読み取った後、そのデータを紙上またはエクセルなどで管理しなければなりません。とくに、製品の保管場所と事務所が離れている場合、リアルタイムで製品の情報を管理することはできません。そこで、バーコードで読み取ったデータを、場所に関係なく、且つリアルタイムで反映、管理することができる、在庫管理システムとの併用をおすすめします。

在庫管理システムに製品とバーコードの情報をそれぞれ登録することで、両者の情報をリンクさせ、在庫の一元管理を行うことができます。
ただし、システムによっては、バーコードに対応していないものもあるため、選定時に注意する必要があります。

在庫管理でバーコードを導入するメリット

在庫管理でバーコードを導入する主なメリットは以下の3つが挙げられます

①作業ミスを防止できる
②業務効率を向上させる
③在庫量をリアルタイムで把握できる

メリット①作業ミスを防止できる

専用機器を用いて、バーコードで製品情報を読み取ることで、手作業によって発生しうる入力ミスや数え間違えなどを防ぐことができます。さらに、一度に多くの製品を入荷する場合、入荷や検品作業が煩雑化してしまう恐れがありますが、バーコードであれば、機器一つでできるため、作業の質を落とすことなく進められます。

メリット②業務効率を向上させる

バーコードを用いて在庫管理を行うことで、在庫管理を正確に、且つシンプルに行うことができます。また、在庫管理業務が標準化されることで、現場作業員だけでなく、誰でも作業を行うことができるようになったり、必要なコア業務に必要な人数を配置したりすることが可能になり、社内全体の業務効率を向上させることが期待できます。

メリット③在庫量をリアルタイムで把握できる

バーコードと在庫管理システムを併用することで、入出荷に応じて在庫量を管理し、常に「情物一致」を実現することができます。手動で在庫数の変動を入力する場合、タイムラグが発生し、無駄な発注を行なってしまうこともあります。

バーコード管理と在庫管理システムを併用することで、バーコードで読み取った情報を瞬時にデータに反映させ、リアルタイムで在庫数や状況、ロケーションを一元管理することができます。
その結果、販売機会を逃すことを防いだり、常に高品質な商品のお届けが可能になり、ECサイト全体のサービスの質を高めたりすることにつながります。

在庫管理でバーコードを導入するデメリット

バーコード導入に伴うデメリットについてもご紹介します。

①導入時に手間やコストがかかる
②作業の標準化に時間がかかる
③在庫管理システムの再構築が必要な場合もある

デメリット①導入時に手間やコストがかかる

製品にバーコードを活用していない場合、バーコードの作成や貼り付け作業など、新たな業務が発生します。さらに、バーコードを読み取るためのハンディターミナルやタブレットなどの専用機器も用意しなければなりません。

バーコードの導入を検討する際には、自社のECの規模を踏まえ、導入の目的や、それによって解決したい課題等を明らかにする必要があります。
とくに、バーコードの貼り付け業務も発生する場合は、「どの段階でどのようにやるのか」という明確なルールを設定することも、業務効率を向上させたり、作業ミスを削減したりすることには必要不可欠となるでしょう。

デメリット②作業の標準化に時間がかかる

専用機器を用いたバーコード管理を導入しても、作業ミスを完全になくすことはできません。バーコードを読み間違えた場合の対処法や、読み取りが完了した製品とそうでない製品の区別の仕方など、できるだけミスを減らすためにも、作業を標準化し、社内でしっかりと共有する必要があります。

整理すべき点・バーコードの作成、貼り付けのタイミング、やり方
・バーコードを貼り付ける場所
・製品の置き方
・読み取りが完了した製品とそうでない製品の仕分け
・間違えて読み込んだ際の対処法

デメリット③在庫管理システムの再構築が必要な場合もある

自社ですでに在庫管理システムを利用している場合、検討しているバーコードが既存システムに対応していないこともあります。対応済みでない場合、在庫管理にまつわるデータの一元管理を実現するためには、在庫管理システムの変更、再構築も必要になります。

そのため、導入時には既存の在庫管理システムがバーコードに対応しているか、漏れなく確認するようにしましょう。

在庫管理へのバーコード活用事例

バーコード管理のみの導入であっても、在庫数の把握ミスを防いだり、業務量を減らしたりできるなど、効果は少なからずみられます。

しかし、機械で読み取った情報を管理するシステムが整っていなければ、「なにが・どこに・どれくらいあるのか」といった、製品の一元管理を行うことは困難です。そのため、バーコードの導入には、在庫管理システムとの併用がおすすめです。そこで、実際に在庫管理システムとバーコード読み取りを併用した、成功事例をいくつかご紹介します。

事例①複数の倉庫、または倉庫とデータ管理を行うPCのある事務所が離れていたケース

製品の在庫管理を手作業で行なっていたうえ、現場と事務所が離れていたことから、収集した情報をPC上でデータに反映するまでに時間がかかってしまい、タイムラグや入力ミスが発生していました。

そこで、バーコードと在庫管理システムを同時に導入したことで、バーコードで読み取った情報を瞬時にPCでまとめて管理することができ、複数の倉庫を所有していても、情物一致を実現することができました。

事例②在庫管理を紙またはエクセルで行なっていたケース

在庫情報を紙上またはエクセルを用いて行なっていたため、入力ミスやし忘れ、社員同士での共有不足が課題としてしばしば挙げられていました。

バーコードと在庫管理システムの同時導入により、データの入力作業を省くだけでなく、社内の誰もが在庫状況をいつでも把握することができるようになりました。作業員一人当たりの負担が軽減されただけでなく、共有漏れを防ぐことができるようになりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。バーコードによる在庫管理では、手動による作業を削減し、作業ミスや業務遂行にかかる時間を短縮できるなどといった、様々なメリットがあります。

さらに、在庫管理システムと併用することで、在庫状況の一元管理も実現します。導入を検討する際は、目的や課題を明確にし、自社に合った機器やシステムを選定するようにしましょう。

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フリーロケーション(Free Location)で在庫を管理することのメリットデメリットについてまとめました

ロケーションとは、倉庫内において「商品の保管場所」を指します。
言うまでもありませんが、これは物流業務の効率化にとって最も重要な部分です。

「出荷の際に、保管場所を探し回ってしまう」
「間違った商品をピッキングしてしまう」
「売り切れ商品の、空になった保管スペースがもったいない」

そんな悩みを抱えている場合は、ロケーション管理方法を見直してみるのも有効な手段でしょう。
ここでは、大きく2種類のロケーション管理方法を元に、様々な面でのメリット・デメリットについてお話しします。

フリーロケーション (Free Location)とは?

フリーロケーションとは、『商品ごとに保管場所を決めない』管理方法です。
つまり入庫の際に、空いている場所に自由に商品を保管していきます。
固定ロケーションから移行する企業も多く、今人気の管理方法です。

固定ロケーションとの違いは保管方法

倉庫内の在庫保管ルールには大きく分けて二つの管理方法が存在します。
それが『固定ロケーション 』と『フリーロケーション 』です。
まずこの二つの管理方法を比べてみましょう。

固定ロケーションとは、『1つの商品に対して固定の保管場所を決めておく』保管方法です。
例えば、「A-01はパソコン」「B-14はぬいぐるみ」といった具合です。
場所ごとに商品が決まっているため、シンプルで覚えやすい管理方法と言えるでしょう。
出庫(ピッキング)の際も、該当する場所に迷わず向かう事ができます。
しかし欠点もあります。
場所ごとに商品が決まっているため、『在庫切れ』となってモノが無くなっても、次の入荷まで空のまま場所をキープしなければなりません。
これは限られた倉庫スペースを有効に使いたい身からすれば、「もったいない」と感じてしまうでしょう。
また、決められた場所に置ききれない場合は、また新たに保管場所を確保しなければいけません。
当然、アイテムの入れ替えがあれば、その度に保管場所も決定・変更する必要があります。
シンプルでわかりやすい反面、「柔軟性に欠ける」管理方法と言えるでしょう。

一方フリーロケーションとは入庫の時に保管場所をその都度決め、流動的に保管場所を変えていく保管効率に特化した保管方法です。固定ロケーションより運用方法に工夫が必要ですが、今この保管方法が作業効率の面で注目されています。わかりやすい運用方法の固定ロケーションよりもなぜフリーロケーションが注目されているのでしょうか。
次の項目ではそんなフリーロケーション管理におけるメリットとデメリットを比較していきます。

フリーロケーション 管理のメリット

上記にもあるように、フリーロケーションという管理方法には運用方法の工夫が大切です。
その工夫の仕方を検討するためにもメリットとデメリットを知っておきましょう。

大手EC サイトでも実施しているフリーロケーションは、保管場所の無駄をなくす事ができる収納効率に特化した管理方法です。
中でも最大のメリットは、上記のような「固定ロケーションにおけるデメリット」がない事です。
空いているスペースにどんどん置いていけば良いため、「ムダなスペース」は生まれません。
アイテムの入れ替えがあっても、レイアウトを考え直す必要もないのです。

フリーロケーション 管理のデメリット

保管場所の無駄をなくす事を優先させた結果同じ種類の商品なのに別の棚に保管されているという現象が多々起こります。
当然ですが、好きなところに商品を置いていく以上、「商品と保管場所を紐づけるシステム」が必要になります。
フリーロケーションに置いてはこれを実現するために、バーコード管理が必須となります。

フリーロケーションに適している商品とは

フリーロケーションにも、商品によって向き不向きは存在します。
例えばサイズが大きく重量のあるような商品に関しては、
固定ロケーションとフリーロケーションにおいてさほど作業効率の面で差が出ません 。人の手でピッキングしやすいものが向いている為、サイズが小さく出荷量の少ない商品に向いています。ではそれは具体的にどんな商品なのでしょうか。

化学原料・化学原料は生産量の変動で在庫の増減が多い商品です。
化学原料は種類が豊富ですが、サイズが大きくないものがほとんどです。生産量の変動にも対応していかなければならないので、フリーロケーション のように保管場所を随時動かせる保管方法は適しています。
アパレル・商品変動が激しい商品
アパレルのようにシーズンによって商品の種類や出荷数が変動する場合もフリーロケーションによる保管方法が大活躍していると言えます。
医療品や食品など医療品や食品には賞味・消費期限があります。このような日付管理やロット管理が大切な商品も適しています。

当たり前ですが種類が豊富であったり、出荷数に変動が大きい商品ほどフリーロケーションとの相性が良いといえます。
特に最近はアパレル系ECサイトを所有している方の利用者数が増加しています。

フリーロケーション で物流改善に至った

フリーロケーション はインターネット通販などで大活躍しています。
インターネット通販で扱う商品は宅配便で輸送できるレベルの大きさ且、
注文は少量のケースが多いです。
また、入れ替え頻度が高く在庫量の変動が激しい商品や、ロット管理が必要な商品を取り扱う頻度も高いので、保管スペースの有効活用が作業効率化に大きく関わってきます。
このような条件の倉庫はフリーロケーション管理のメリットを感じやすく、ピッキング作業の質を落とさず作業効率化を実現できます。

【関連記事】在庫管理における失敗事例についてまとめました。
【関連記事】物流管理システムの機能や費用、メリット・デメリットについてまとめてみました

両者のハイブリット『ダブルトランザクション』

両者のハイブリット『ダブルトランザクション』
人気の高いフリーロケーションですが、導入している全ての業者が「完全なフリーロケーション」で運用しているわけではありません。
固定ロケーションとフリーロケーションを融合させた管理方法が「ダブルトランザクション」です。
頻繁に出庫を行う「ピッキングエリア」とそれ以外の「ストックエリア」に分け、ピッキングエリアは固定ロケーション、ストックエリアはフリーロケーションで管理します。
ピッキングエリアではシンプルがゆえの「迅速で効率的な出庫」を実現しつつ、ストックエリアでは「デッドスペース」をなくし、柔軟性も出せるという訳です。
またこの他にも、「柔軟な固定ロケーション」のような運用方法も存在します。
基本的には固定ロケーションに従って保管場所を確保しますが、置ききれなかった分は空いているスペースに置いていく方法です。
完全な固定ロケーション現場からでも移行がしやすく、ほどよくフリーロケーションの柔軟性を取り入れることができます。

まとめ

従来からの「固定ロケーション」、今人気の「フリーロケーション」と、それぞれの利点などを見てきましたが、近年では「ダブルトランザクション」のように2つを組み合わせた運用、さらにはその組み合わせの比率などによって、「ロケーション管理」は日々細分化してきています。
「今主流だから」「昔からずっとこの方法だから」と捉われず、各社に合った運用モデルを探し出すことが重要と言えるでしょう。

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倉庫管理システムでお悩みの方へ

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▶︎受注と物流が別管理なので煩わしい

▶︎売り上げが伸びてきたので、人力での管理に限界を感じている。

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物流アウトソーシングサービス比較 | メリット・デメリットなどについてもご紹介

こんにちは。自社でECサイト運営を開始し、売上が向上してきたことで、社内だけでは業務をこなしきれないという課題に直面されているご担当者様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
業務を外部に委託できる物流アウトソーシングでは、労働力不足を解消することができたり、中長期的にコストを削減できたりなど、多くのメリットがあります。一方で、一部の業務を委託するだけでは、効果が見えにくいなどといったデメリットもあります。
そこで、今回は物流アウトソーシングについて、メリット・デメリットやサービスの選び方などをご紹介します。
さらに、大手企業からベンチャー企業まで、物流アウトソーシングサービスを提供してる会社の比較もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!

物流アウトソーシングとは

物流アウトソーシングとは、物流業務の外部委託を意味します。

ECサイトでの売上向上に伴い、物流業務も増加します。すると、「社内で物流に関する豊富なノウハウがない」「人手が足りない」「保管スペースが足りない」「販売機会の損失を削減したい」などといった、物流に関する様々な課題が発生します。物流業務をアウトソーシングすることで、自社が抱える物流課題の解決を目指すことができます。

物流アウトソーシングサービスがカバーする業務内容

では、物流アウトソーシングサービスでカバーできる、代表的な業務内容についてご紹介します。

入庫・棚入れ・検品

仕入れた製品の荷受け業務、製品の配置、検品など、商品管理にかかわる業務を委託することができます。製品の大量仕入れが可能になるだけでなく、ハンディ機器等を用いることで、スピーディーに業務を行うことができます。さらに、見落としがちな検品業務をプロに任せることで、商品の品質維持を実現します。

商品保管

販売量増加に伴い、倉庫内に十分なスペースを確保できない場合、商品の保管を外部委託することは効果的な手段となります。さらに、閑散期・通常期・繁忙期など、商品の売れ行きに大きな差がある場合、倉庫の使用スペースにも差が生じます。アウトソーシングすることで商品の数量に合わせて倉庫の使用範囲も変えることができ、中長期的にコストを削減することにつながります。

流通加工・ピッキング・梱包

ECサイトでの販売活動を開始したばかりの場合、社内の人員で流通加工や梱包など、発送までの業務を手作業で行うことも少なくありません。しかし、販売数や取り扱う商品の多様化に伴い、業務をこなせないという課題に直面します。

そこで、流通加工〜梱包の、受注から発送に到るまでの業務をアウトソーシングすることで、社内の業務を大幅に削減し、その他のコア業務に専念することが可能になります。豊富なノウハウをもつプロに委託することで、「業務の効率化」と「高品質なサービス」の両者を実現できます。

発送

配送手段や業者の選定、送り状作成、追跡番号等を用いた商品管理など、発送に関する業務を委託することができます。手動で行う業務の削減だけでなく、商品の配送予定や状況についても把握できるようになることで、トラブル対応など、サービス全体の品質を向上させることができます。

輸送

自社配送では、配送できる荷物の数量や範囲が限られてしまうことがほとんどです。しかし、輸送をアウトソーシングすることで、配送できる量と範囲をともに拡大することができ、販売機会の損失削減につなげることができます。

さらに、プロに委託することで、自社の製品の特性に合わせて、適切な輸送手段を用いることができ、輸送サービスの品質を高めることもできます。

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3PL(サードパーティー・ロジスティクス)とは

物流課題の解決を目指すうえで、物流業務の部分的な外部委託では、十分な効果が見られないというのが現状です。実際に、業務の部分的な委託では、物流業務全般の業務効率の改善は困難です。そこで、近年注目を集めているのが、物流業務全般を外部委託する3PLです。

3PL(Third Party Logistics、サードパーティー・ロジスティクス)とは、物流の一元管理を第三者企業が担うことを意味します。物流業務全般を外部委託する際のメリットは以下の通りです。

メリット・物流以外のコア業務に集中することができる
・倉庫回転率、業務効率を向上させ、物流改革を図ることができる
・物流業務におけるコスト削減を実現できる

一方で、「社内での物流業務に関するノウハウ蓄積や人材育成が難しい」というデメリットも存在します。物流は、企業運営の要であるといっても過言ではありません。そのため、外部委託する場合は、使用するサービス先としっかりとした連携体制を構築することが必要となります。

物流アウトソーシングのメリット

外部委託することで、不足している労働力を補うことができるほか、物流アウトソーシングの主なメリットは以下の3つが挙げられます。

①業務効率化
②品質向上
③コスト削減

メリット①業務効率化

自社で物流業務に精通する人材を育成するには、コストと時間がかかります。そのため、物流業務を外部のプロに委託することで、スピーディー且つ的確に業務を遂行することができます。

早い段階で、業務の外部委託を導入することで、社内の物流システムを構築できるだけでなく、販売機会を拡大させ、売上の向上を見込むことができます。さらに、物流業務以外のコア業務に集中することも可能になり、社内全体の業務効率の向上を見込むことができます。

メリット②品質向上

取り扱う商品の種類や数量が増加すると、検品作業や梱包作業などを一つ一つ丁寧に行うことは困難になります。外部委託することで、そのような業務を怠ることなく、品質を維持した商品のお届けが可能になります。

また、受注後のシステムを明確に構築することで、商品の迅速なお届けが可能になり、ECサイトとしての価値を高めることにつながります。つまり、アウトソーシングの導入で「製品とサービス」両者の品質を高めることができます。

メリット③コスト削減

業務の外部委託で、物流にかかるコストの中長期的な削減が実現します。ここで言うコストは主に、「資産投資費用」「ランニングコスト」「人件費」が挙げられます。

外部委託することで、倉庫やトラック等の輸送手段を揃える際にかかる「資産投資費用」を支払う必要が無くなります。ただし、ECサイトの規模によっては、自社で倉庫やトラックを所有する方が長期的なコストを削減できるといったこともあり得るため、事前見積もりを怠らないようにしましょう。

製品の「保管」のフェーズで外部委託を導入する場合、繁忙期と通常期の差を見出し、それぞれで必要となる倉庫スペースを変動させることで、倉庫の「ランニングコスト」の削減を見込むことができます。

さらに、物流業務の増加に伴い、より多くの労働力が必要となりますが、外部委託することで、新たに雇用者を増加させる必要がなくなります。採用にかかるコストや、人材育成にかかるコストを含め、人件費全般を最低限に抑えることができます。

物流アウトソーシングのデメリット

企業の経営に大きな営業を及ぼす物流の業務を外部に委託することは、効果とリスクが背中合わせであることを認識しておくことが必要です。そこで、物流アウトソーシングにおけるデメリットもご紹介します。

①アウトソーシング先との連携が難しい
②自社にノウハウが蓄積しない
③そもそもサービス選定が難しい

デメリット①アウトソーシング先との連携が難しい

業務をアウトソーシングするうえで、委託先のサービスとの連携の難しさが挙げられます。とりわけ、発送後の業務を委託する場合は、お客様の元への商品のお届けが完了を自社で確認できないという不安もあります。

ほかにも、規定外の対応が難しいことも挙げられます。業務の多様化によって、想定外のことが随時発生します。そういった場合には、自社と委託先のどちらが対応するのか、自社がどこまで責任を追うのかなどについて、委託先としっかりすり合わせることが必要です。見積もり時やサービス開始時に加え、定期的にサービス内容の見直しを行うことも効果的です。

デメリット②自社にノウハウが蓄積しない

業務をアウトソーシングすることで、課題に対して、より迅速な対応が可能になります。しかし、外部に委託してしまうことで、自社でノウハウが蓄積されにくくなったり、人材育成ができなくなったりという懸念点も発生します。とくに、物流業務は専門性が高いうえ、経営全般に大きく影響を及ぼすため、ECサイトの長期的な運営を検討する際は、社内でも物流システムの基盤を構築する必要があります。

外部委託する場合には、業務効率を重視するだけでなく、社内でノウハウを共有する仕組みを構築したり、委託先に業務内容の共有を依頼したり、時間をかけて人材育成に取り組んだりすることも必要となるでしょう。

デメリット③そもそもサービス選定が難しい

物流業務の外部委託を検討する際、サービスが豊富に存在することから、そもそも自社にあったものを選定することは容易ではありません。サービスによって、委託できる業務内容や料金体系は様々です。

そのため、自社が解決したい物流課題や、アウトソーシングサービスの導入目的を明らかにするほか、料金などの条件についても、見積もりを行う前に明確に設定することが必要となります。

物流アウトソーシングのサービス選び方・注意点

物流アウトソーシングサービスのメリット・デメリットを踏まえたうえで、サービス選定時に注意すべきポイントについてご紹介します。

物流アウトソーシングサービスは、パッケージ、定額型(サービス、料金が決まっていて、カスタマイズができない)カスタム型(料金体系もサービス内容も自由にカスタマイズできる)に分類することができます。

さらに、料金やサービス内容は、使用するサービスによって大きく異なります。これを踏まえたうえで、サービス選定時の注意点は以下の2点が挙げられます。

①物流課題を明確化
②自社の特徴

ポイント①物流課題を明確化

サービスを検討する前に、自社が抱える物流業務の課題を明確にする必要があります。解決したい課題が複数ある場合、それぞれに優先順位を設定することで、サービス導入にかかるコストを最低限に抑えることにつながります。

さらに、物流課題に加えて、サービス導入の目的を明らかにすることで、導入するサービス内容も大きく変わります。「迅速に課題解決をしたいのか」「ECサイト確立のための物流システムの構築を目指すのか」などについて、アウトソーシングを行う目的を明らかにすることで、自社にあったサービスや委託内容を選定しましょう。

ポイント②自社の特徴

サービス選定時に整理すべき自社の特徴は以下の通りです。

・ECサイトの規模
・取り扱う製品の特性(保管方法や輸送方法)
・製品の数量や種類
・閑散期・通常期・繁忙期、三者の差

これらを明らかにすることで、製品の特性やニーズに対応しているサービスを見極めましょう。

物流アウトソーシング会社を大手からベンチャー企業までまとめて比較

AFS(ARTTRADING Fulfillment Service)

アートトレーディング株式会社が提供する、ECサイトにおけるバックエンド業務のアウトソーシングサービスです。制作、運営、コンサル出身者で構成され、専門性の高い豊富なノウハウ、サービスを提供し、10年以上にわたる、100社以上のECサイト構築経験を有します。具体的なアウトソーシングサービス内容として、「受注代行」「物流管理」「在庫管理」「物流パートナー紹介」を提供しています。

特徴・低コストでサービス内容をカスタマイズできる
・ECサイト制作・運営業務サービス、物流システムmylogiとの併用で、ECサイトでの販売活動全般の委託が可能
・一部上場から小規模店舗まで、10年以上にわたる豊富な実績
料金初期費用 基本10万円
月額固定 15万円〜 (出荷数、お問い合わせ数、電話対応者数に応じて変動)

公式HP:) https://art-trading.co.jp

openLogi

株式会社オープンロジが運営する、クラウド型物流アウトソーシングサービスです。わかりやすい料金体系、パソコンまたはスマートフォンからのシンプルな操作により、「日々の物流業務をもっと簡単シンプルに」を実現します。化粧品や食品などに強みをもち、海外発送やバーコードによる商品管理など、多様なニーズに対応しています。

特徴・すべてWeb上で操作できる
・Shopifyやその他サービスとの連携が可能
・流通加工のサービスが幅広い
料金初期費用・システム利用料 0円
倉庫利用料金 入庫料 18円+保管料(数量・サイズにより変動)
配送料金 サイズ・数量によって変動
その他オプション有り

公式HP:) https://www.openlogi.com

クラウドロジ

スタークス株式会社が運営する商品発送のアウトソーシングサービスです。発送代行に強みを有していますが、「入庫」「在庫管理」「梱包・出荷」「履歴確認」を含めたEC物流の業務全般をアウトソーシングすることができます。独自のWMSサービスを用い、Web上で物流業務を行うことができます。

特徴・システム化+専任コンサルタントによる倉庫管理で高品質な発送を実現
・倉庫・拠点分散化により発送までのリードタイムを短縮
・EC物流取引実績国内no.1の高い実績
料金料金、見積もりはお問い合わせで確認

公式HP:) https://cloudlogi.jp

LogiMoPro

大規模EC事業者向けの物流アウトソーシングサービスを提供する、株式会社清長による、中小ECサイト・少数精鋭組織向けのクラウド型物流アウトソーシングサービスです。月額固定費や管理費がなく、スタートアップ等の企業でも気軽に利用することができます。具体的なサービスとして、EC特化のシステム倉庫オペレーション、発送業務などを行っています。

特徴・NEXT ENGINEやSHIPPINOとの連携可能で、販売チャネルを拡大できる
・Web上で簡単に操作することができる
・低コストに加え、バーコードによる商品管理で、品質維持にも強み
料金初期費用 0円
月額固定費・管理費 0円
入庫料 18円/個
保管料・配送料は、サイズや数量によって変動
その他オプション有り

公式HP:) https://www.logimopro.jp/index.html

scroll360

株式会社スクロール360が運営する物流アウトソーシングサービスです。具体的なサービス内容として、「受注代行」「物流代行」「決済代行」が挙げられ、ECでの販売活動のトータルサポートを行います。単品から数万点まで、商品の数量に柔軟に対応している点が強みです。

特徴・自社システム「通販シェルパPro」との併用で、物流業務全般の委託が可能
・業界初、コンビニ受取サービスにも対応
・分散出荷を行うことで、コスト削減と配送までのリードタイム短縮を実現
料金料金、見積もりはお問い合わせにて確認

公式HP:) https://www.scroll360.jp

Calling

株式会社コーリングが運営する、BtoC特化型ECサイト向けの物流アウトソーシングサービスです。1日1件・1坪〜1日1,000件の幅広いEC規模に対応しています。具体的なサービス内容として、「荷受け・在庫管理代行」「出荷作業の代行」が挙げられます。

特徴・EC規模、ニーズ、予算に合わせて自由にカスタマイズできる
・「商品共有販売システム」で、Callingが仕入れを担当することで、商品在庫がない状態でも販売できる
料金料金、見積もりはお問い合わせにて確認


公式HP:) https://www.callings.jp/service/index.html

NetDepot

東京システム運輸ホールディングス株式会社が運営する物流アウトソーシングサービスです。保管場所の提供に加え、委託できる業務は「入庫・在庫管理」「梱包作業」「発送作業」が挙げられます。さらに、返品受付や良品化・廃棄の代行、在庫商品の買取サービスも提供しており、豊富なサービス内容に強みをもちます。

特徴・ASPサービスで、Webを通じてパソコンからでも物流管理を行うことができる
・1坪からの利用ができ、小規模ECに強い
・流通加工やギフト対応など、豊富なオプション
料金初期費用 0円
月額料金 6,500円/坪+入出荷に応じた個建て料金
その他オプション有り


公式HP:) https://www.netdepot.jp/zaikokaitori.html

e-LogiT.com

株式会社イー・ロジットが運営する、物流アウトソーシングサービスです。受注や発送を含め、カスタマー代行や薬事対応、商品撮影、ECサイト構築など、ECでの販売、物流業務全般を委託することができます。独自開発したWMSとの併用で、倉庫管理の一元化が可能になります。

特徴・関東・関西に有するセンターで商品の分散保管が可能
・300社を超える顧客数で、高い実績をもつ
・あらゆる製品・通販事業に対応できるサービスの幅広さ
料金料金、見積もりはお問い合わせにて確認

公式HP:) https://www.e-logit.com

サイテキ

株式会社サイテキが運営する物流アウトソーシングサービスです。業界最安値を強みとし、高品質なサービスを提供しています。また、自社でも行なっているEC事業に強みをもち、物流会社ではなく、「EC事業会社」としての立場でサービス内容の提案をすることができます。具体的には、倉庫内での在庫管理や品質管理、発送業務などの委託サービスを提供しています。

特徴・自社倉庫をもたないからこそ、必要最低限でのスペース確保でコスト抑えられる
・運営会社自体で、EC事業を行なっているため、豊富なノウハウや経験を有する
・最低価格を必ず保証
・旧倉庫からの移動手数料が0円
料金基本最低料金(宅配便・60サイズ) 480円
保管料 6円/月

公式HP:) http://www.saiteki-net.jp/butsuryu-no1/

三井物産グローバルロジスティクス

三井物産グローバルロジスティクス株式会社が運営する、大手物流アウトソーシングサービスです。業界トップクラスの物流センターを三大都市圏に所有するなど、総合商社のネットワークの広さに強みを有しています。取扱商品は、消費財を中心とし、多岐にわたります。物流業務全般の委託業務に加え、カスタマーサービスや保険など、豊富なサービスを提供しています。

特徴・大手企業ならではの安心&充実のサービス
・国内・海外拠点の多さに強み
・販売戦略直結の物流サービス提案を行うコンサルティング業務も実施
料金料金、見積もりはお問い合わせにて確認

公式HP:) https://www.mitsui-gl.com

日立物流

株式会社日立物流は、3PL事業の先駆者として、業界でも圧倒的な存在感を誇ります。グループ会社全体で所有するネットワークの広さを活かし、グローバル展開のサポートにも強みを有します。3PL事業のため、調達、生産〜流通、アフターサービスにおける、トータルサポートを行なっています。大型店舗や、BtoB特化型のEC事業展開のある企業に向いています。

特徴・大手企業ならではの安心&充実のサービス
・国内外に物流センターを800以上所有(うち、740は海外拠点)
・提案力、運営力、IT・技術力を駆使し、物流システム構築をサポート
料金料金、見積もりはお問い合わせにて確認

公式HP:) https://www.hitachi-transportsystem.com/jp/

Yahoo!ロジスティクス

ヤフー株式会社が運営する、Yahoo!ショッピング、ヤフオク!出店者向けの、物流業務アウトソーシングサービスです。商品の入荷、梱包、保管、出荷、配送手配などを委託することができ、販売業務だけに集中できるシステムを構築します。

特徴・Yahoo!が展開するネットショッピングサイトとの併用が可能なため、物流業務に加えて販売業務にも注力できる
・他のECツールとの連携も可能
・出荷個数や費用などに合わせて、自由に物流会社を選択できる
料金料金、見積もりはお問い合わせにて

公式HP:) https://business-ec.yahoo.co.jp/promotion/logistics/01/

NW-Logi EC物流サービス

野口倉庫株式会社が運営する、ECにおける物流業務特化型のアウトソーシングサービスです。入荷・検品〜出荷まで、通信販売の過程で発生する物流業全般を委託することができ、その他オプションや対応できる商品・保管形態も豊富に取り揃え、多様なニーズへの対応力に強みを有しています。

特徴・システム構築の初期費用は0円
・「必要なときに必要なスペースだけ」を徹底することでコスト削減を徹底
・利用するサービスに応じて料金も変動
料金初期費用 0円
保管料 5000円〜/坪
その他作業費やオプションはお問い合わせにて

公式HP:) https://noguchi-soko.co.jp/nwlogi/index.html

SANKYO-EC

株式会社三協が運営する、ECにおける物流業務特化型のアウトソーシングサービスです。入庫〜発送までの物流業務全般を委託することができ、スピードと正確さに強みを有しています。さらに、1日の出荷数を制限していない点も特徴です。ただし、本社や6つの拠点は大阪に位置するため、関西地方に強いサービスであるといえるでしょう。

特徴・顧客の39%を他社からの乗り換えが占める、実績の高さ
・サービスを利用した90%以上のECサイトが契約後の販売数を拡大
・クラウドサービス「SANKYO Cloud.」の運用で、PCやスマートフォンで物流業務を行うことができる
料金料金、見積もりはお問い合わせにて

公式HP:) https://www.sankyoec-guide.net

DMS通販出荷代行サービス

株式会社ディーエムエスでは、ECにおける物流業務特化型のアウトソーシングサービスを提供しています。物流業務全般の委託に加え、オプションでは、お客様対応だけでなく、Webやモバイルに向けたマーケティングサービスも利用することができます。

特徴・通販専用の最新の物流システムを導入
・土日の出荷作業にも対応
・ECサイト制作やマーケティング業務など、Web系の業務にも強み
料金料金、見積もりはお問い合わせにて

公式HP:) http://www.tsuhan-dms.jp

FULFILL4E

中国の越境EC物流会社の日本法人である、株式会社ECMSジャパンが提供する物流アウトソーシングサービスです。越境ECに強いことから、海外への発送も柔軟に対応しています。当サービスでは、入庫・検品〜出庫までの在庫管理業務を委託することができ、「B2Cダイレクト」(越境EC国際宅配サービス)との併用で、配達までの輸送管理も委託することが可能です。

特徴・海外への出荷に柔軟に対応
・出荷〜お届けの一貫輸送サービスを低コストで実現
・物流センターが成田空港付近に位置し、最短で24時間以内にフライトでの発送も可能
料金料金、見積もりはお問い合わせにて

公式HP:) https://www.ecmsglobal-jp.com/fulfill4e

EC FACTORY

株式会社アッカ・インターナショナルが運営する、アパレルに特化したEC物流アウトソーシングサービスです。物流業務に加え、寸法の確認や商品の撮影、画像作成なども委託できます。物流だけでなく、アパレルに関しても豊富なノウハウを有している点が特徴です。

特徴・24時間土日祝日も稼働で、リードタイム短縮・販売機会拡大
・ロボットによる在庫一元管理で、業務効率の向上や作業ミスの削減を実現
・在庫回転率や購買データなどに基づく分析業務にも対応
料金料金、見積もりはお問い合わせにて

公式HP:) https://www.acca-int.jp/ec-factory/

まとめ

いかがでしたでしょうか。物流アウトソーシングサービスを導入することで、コスト削減を見込めたり、コア業務への専念が可能になったりなど、様々なメリットがあります。

アウトソーシングサービスは多岐にわたるため、自社のニーズや取り扱う商品に適しているか、しっかりと見極めることが必要となります。ぜひ参考にしてみてください。

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EC決済代行サービス12社比較!メリット・デメリットについてもまとめました!

ECサイトを構築する上で、決済システムとのコネクトは欠かせません。
幅広い層の顧客獲得のためにも様々な決済システムを把握しておく必要があります。
今回はそんなECサイトの決済システムの種類や方法をまとめてみました。

ECサイト決済システム接続方法の種類

上記でも説明しましたように、多種多様の決済システムが存在しています。
中でも主なシステムは、
『リンク型』『トークン型』『データ伝送型』『メールリンク型』
の4つをあげられます。
現在ある様々なサービスではこれら4種類を組み合わせて、色々な業種・業態に合うよう最適化されたシステムを構築しています。
それぞれのシステムについて、よくある企業様のニーズを交えて説明していきましょう。

『リンク型』

低コストで安心安全に運営したい方向け

リンク型とは決済代行サービス会社の決済画面に移動して全ての決済処理を行う方法です。
決済画面をわざわざ構築する事なく簡単に決済機能をつける事ができます。
したがって、決済機能を自社開発するコストや手間を省き、決済画面をデバイス毎にカスタマイズする事ができます。
また、個人情報の漏洩などセキュリティー面が不安な方でもお客様のクレジットカード番号などを取得しなくて良いので安心して運営する事ができます。

『トークン型』

とにかくセキュリティー面を強化させたい

トークン型決済とは、ユーザーのクレジットカード番号などの情報を別の文字列(トークン)に置き換えて決済処理を行うセキュリティー面に特化した方法のことを言います。
リンク型決済と違って、自社サイト内で決済が完結するようなJava Scriptプログラムを組み込むため、決済処理中に別のサイトへ移動する (画面遷移) 事がないので、サイト離脱のリスクヘッジになります。一方、コスト面では少し高くつきます。
トークン決済を導入すると、

・導入の際の初期費用
・月額固定費
・案件毎の手数料

の3つが加算されます。
ですが、リンク型決済と同じような仕様でセキュリティー面をupさせる場合には最適の方法と言ってもいいでしょう。

『データ伝送型』

自社サイト内で決済処理の全てを完結させたい

データ伝送型はAPI型とも言い、自社でSSL対応のサーバーを構築しユーザーからのクレジットカード情報を決済代行サービス会社に転送し決済処理を行う方法です。
自社サイト内に決済機能を組み込んみ、決済処理を完結させる事ができます。
注文件数が多い大規模な会社向けのサービスです。
よって、自社のオリジナリティーを優先させたサイト構築を実現できます。
またこちらもトークン型と同じく画面遷移数を減らす事ができます。

『メールリンク型』

予約販売なども視野に入れたい

メールリンク型とはユーザーにメールやショートメール(SMS)やQRコードなどを通じて請求内容を決済用URLとして送り、そのURLから直接ユーザーが決済画面に誘導されるという方法です。
決済処理がメールで完結できるため、簡単に決済が完了します。
また商品の値段を購入時に決められない場合などでも対応しているので、予約販売や見積もりが必要な場合にも利用できます。
自社での決済システム構築が難しい方や、WEB注文や電話注文など幅広い注文方法に対応されたい方にもおすすめです。

決済方法種類

ECサイトの決済方法には以下のような種類があります。

『クレジットカード決済』

この決済方法はECサイト上で最も多く使われている決済方法です。
時間帯や場所を気にせず24時間いつでもどこでも商品を購入する事ができます。
ECサイト運営者は購入の決済を待つ事なく商品を発送できるので、在庫管理もしやすい点もあります。しかし、クレジットカードは全てのユーザーが所有しているわけではありません。
また、セキュリティー面に関しても、細心の注意を払っておかないと不正利用などの大きいリスクがあります。

『自動引き落とし』

自動引き落としは定期購読など定期的に代金を引き落とす必要がある場合に利用します。
ユーザーも最初の登録だけで、月々の支払いを完了する事ができるので、手間が省けます。
また、運営側にとっても代金を集金し損なうなどのミスをなくす事ができます。
ただ、もしユーザーの口座残高が請求金額に達していなかった場合は引き落とされません。
自動引き落としに対応している決済サービスも少ない点はデメリットでもあります。

『ネットバンク』

ネットバンクを利用する場合はログインさえすればカード番号などを入力しなくても支払いを完了する事ができます。
支払いの口座や金額をまちがえる事もありません。
しかし、そもそもネットバンクのアカウントを所有しているユーザーが少なく、ネットショッピングに慣れているような人でないとなかなか手を出しにくい方法です。

『携帯キャリア決済』

携帯キャリア決済はスマートフォンを含める各キャリアで契約した携帯電話を持っていれば可能な決済方法です。
4桁の暗証番号のみの入力で購入する事ができるので、クレジットカードを持っていないような10代の顧客層にも届きます。
ただ、この決済方法は手数料が高く、請求限度額は低く設定されているので、導入のハードルは高いです。

『電子マネー・ウォレット決済』

今急速に普及している電子マネー・ウォレットマネーをECサイトでも利用する事ができます。電子マネーはその中でも、[プリペイド方式とポストペイ方式]に分かれています。
事前にチャージさえしていればクレジットカードを持たない人でも持たない人でも利用できます。事前チャージ限度額はあり、不正利用にも充分な注意が必要ですが、もともとこの決済方法が生活に密接しているような方には利用しやすい決済方法です。

『インターネット上で支払いを完結させない方法』

上記にあるようなインターネットを介しての支払い方法の他には、
指定の金額を後払いできる方法もあります。
その方法の種類は大体以下の通りです。
・コンビニ
払込票を事業者側が用意します。コンビニによって多少やり方に差はありますが、24時間ユーザーが好きなタイミングで支払いをする事ができます。
・ATM
コンビニと比べると利用時間に制限はありますが、こちらはユーザーが各々払込票を印刷して支払います。
・払込票
どの地域においてもコンビニだけではなく郵便局でも支払う事ができます。
・銀行振込
ユーザーにネットショップ側が指定する口座へ振り込んでもらう支払い方法です。こちらはBtoBや高額取引の際におすすめです。
購入から支払いまで時間が空きますが、昔から幅広く使われてる支払い方法なので馴染みやすいものではあります。
・代金引換
ユーザーが注文した商品をユーザーの自宅で受け取る際に宅配業者を介して支払いをしてもらう手段です。手間や時間はかかりますが、商品が届いた事を確認してから支払えるので、ユーザーには安心して使っていただく事ができます。

複数の決済方法を導入するメリット

決済方法の幅を広げれば獲得できる顧客層の幅も広がります。
ユーザーは自分に合った決済方法を選択できないと購入を止めてしまう可能性があります。
特にECモール上では、オリジナリティーを売りにしている商品以外は容易に同じ物を別サイトで見つける事ができてしまいます。
商品検索から購入までの間にユーザーにストレスを与えないよう、満足度を考えながら選別しなるべく多数の決済方法を導入するといいでしょう。

決済システムを選ぶ時のポイント

決済システムの接続方法は多種ありますが、その中から自社サイトに適合する物を選ぶためのポイント4つあります。

ポイント①システム構築及び運営コスト

導入する決済方法によってコストは変動します。
特にクレジットカード決済やコンビニ決済代行サービスには手数料がかかります。
例えば決済代行サービスには月額固定費や案件毎に決済手数料・トランザクション手数料などがかかってきます。

ポイント②個人情報の取り扱いなどのセキュリティー面

快適な決済システムには安心安全な信頼できる方法が一番です。
個人情報の取り扱い、支払い確認においてはしっかりセキュリティーを強化していきましょう。

ポイント③銀行口座を一元管理する

自社で複数銀行口座を所有空いている場合、
全ての口座を一元管理できるような柔軟性のあるサポートを選びましょう。

ポイント④商品の金額・ターゲット年齢層で選ぶ

合計請求額が高額な場合、代金引換決済しかできないと大きなリスクと手間をユーザに科する事になってしまいます。このように複数決済システムにより顧客の自由度と満足度を上げて、ニーズに答えていきましょう。ですが、企業側からすると複数決済管理が必要という難しい作業をしなくてはいけません。どのユーザーが何日までにどんな方法で決済をするのか、全て把握する必要があります。

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決済代行サービス 12選

それでは具体的に決済代行サービスを行っている12社をご紹介致します。

SBペイメントサービス

SBペイメントサービスはソフトバンクグループが提供するサービスです。
決済・金融事業もになっており、20種類以上の決済方法を提供できます。
EC事業者のニーズに合わせ様々な決済サービスを提供しており、集客支援や不正検知機能も搭載しているので、売り上げ向上にも繋がります。

楽天Pay

楽天Payは楽天が提供するサービスで、アプリ決済・クレジットカード決済・インバンド決済が可能で、更に他社のサービスにはないような電子マネー決済にも対応しています。また、楽天銀行であれば翌日に無料で入金される事も特徴です。

GMOペイメントゲートウェイ

GMOペイメントゲートウェイはキャリア決済・クレジットカード決済・コンビニ決済・LINEpay決済など幅広い決済方法を提供し、EC事業者のニースにあった最適な決済方法の提案を行っています。
またセキュリティー面にも特化していて、安心できるサポートも提供しています。

ソニーペイメントサービス

ソニーペイメントサービスは総合決済サービスのe-SCOTTを提供しています。
様々な決済方法を提供していると同時に、業界唯一のセキュリティーサービスも導入しています。また高速高速レスポンスも可能なので、カゴ落ちや機会損失のリスクもありません。

ゼウス決済サービス

ゼウス決済サービスは創立25年以上の実績を誇る安心安全な決済代行サービスです。独自の豊富な導入実績を元に幅広いサポートとサービスを提供しています。
また、売上向上や集客支援に対する提案も行っています。

ペイジェント


ペイジェントは株式会社ペイジェントが提供する豊富な決済手段を持つ決済代行サービスです。システムの導入が簡単で利用方法も様々で、優れた技術力により安全な情報管理を提供しています。締日から最短5営業日で入金が可能などスピーディーな早期入金オプションサービスも用意されています。

ベリトランス

ベリトランスはベリトランス株式会社が提供する世界基準の決済代行サービスです。ECサイトから実店舗での決済代行を行っており、幅広いチャンネルを一元管理する事ができます。決済処理との完全自動連携の不正利用検知のサービスもあり、EC事業者が求めるセキュリティー面にも特化しています。

ぺイオニア(Payoneer)


ぺイオニア(Payoneer)は海外に向けるECサイトにも対応できるグローバルな決済代行サービスです。国際商取引を簡単かつ安全にする事ができ、国内銀行口座に最短1営業日で入金が可能です。また、送金料が0円で手数料も少なくコスト削減へとつなげる事もできます。

ラクーン

ラクーンは株式会社ラクーンによるサービスです。
PaidというシステムによりBtoB間の売掛取引における一括請求も代行しており、未回収リスク回避に繋がります。また、Paidの使用は最短当日から可能なのでスピーディーな対応も行っております。

ヤマトクレジットファイナンス


ヤマトクレジットファイナンスは『クロネコ掛け払い』というサービスを行っていて、商品発送と連動した信用供与によりBtoB間の手間の掛かる請求業務を一括して代行しています。また、初期費用等も必要のない独自の『クロネコe-クレジット』という決済システムも搭載しております。

Paypal

Paypalは世界各国で主要に使われているの自動決済も可能なサービスです。導入までの流れがわかりやすく簡単でスマホからの操作にも特化しています。海外での本格的なECサイト構築にも最適で、圧倒的な認知度と顧客数を誇ります。

STORESターミナル(旧コイニー)

STORESターミナル(旧コイニー)はコイニー株式会社が提供するシステムです。
このサービスは実店舗での導入に特化していて、最短で翌日入金ができルためスピードが求められるEC業界に最適です。Suicaなどの電子マネーやWeChatPayにも対応しているため導入もしやすく、またPOSレジヤカイケイソフトとの連携も簡単にできます。

スクエア

スクエアはタブレットPOSレジやクレジットカード決済に特化した実店舗向きのサービスです。スクエアは最短で当日から使用可能で無料アカウントを作成しアプリをダウンロードすればすぐ使用する事ができます。現金受付・在庫管理・売上分析・複数店舗管理などを全て無料で代行しています。

まとめ

複数の決済方法を用意しておけば、ユーザーの満足度を向上させる事ができます。
既に決済サービスを導入済の企業様も決済方法の見直しも再検討しより良い環境作りをする必要があります。しかし新しいサービスの導入には新しい手数料や運営方法が必要になってくる場合もあります。自社のEC規模に無理のない最適のサービスを提供していきましょう。

EC運営における物流管理でお悩みの方へ

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WMS(倉庫管理システム)とは?|費用や機能、おすすめサービス10選比較!

自社で運営するECサイトでの拡販に伴い、倉庫内での業務の煩雑化や、人手不足にお悩みを抱えるご担当者も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、WMS「倉庫管理システム」について、在庫管理やWCSとの違い、機能、メリット・デメリット、導入事例、サービス選定時のポイント、おすすめWMS10選の特徴や費用の比較などをご紹介します!

そもそもWMSとは?

WMS(Warehouse Management System)は、「倉庫管理システム」を意味します。WMSでは、倉庫内の「モノ」の管理を目的とし、入荷〜出荷の一連の流れに伴う作業を行います。具体的に、「在庫がいくつあるのか」「製品をいくつ入荷したのか」「商品をいくつ出荷するのか」などを正確にそしてスピーディに管理し、手作業で発生しうる作業ミスを防ぎます。したがって、WMSを利用することで、「庫内物流」の効率化を実現することができます。

庫内物流の管理という類似点をもつ基幹システムとの違いは、「現場作業をサポートできるか」という点が挙げられます。

物流業務における基幹システムとは、商品の入荷から販売、出荷、お届けなどの一連の業務での、根幹となるシステムで、在庫数などのデータの「全社統一管理」を実現します。そのため、正確な数量を把握、管理することができますが、現場作業のサポートには対応していません。

一方で、WMSは、データ管理だけでなく、倉庫内で発生する作業全般の業務効率の向上を目的とし、作業を実際にサポートすることができます。つまり、基幹システムでは対応していない業務も、WMSであれば可能になるということです。

WMSと在庫管理システムとの違い

WMSと在庫管理システムには『管理対象と目的』に違いがあります。

WMSでは、在庫や人員、設備など倉庫内全般を管理対象とし、倉庫内の業務効率の向上を目的としています。

それに対し、在庫管理では、倉庫内外の在庫データを管理対象とし、適切な在庫量を把握することを目的としています。自社の倉庫以外の在庫データも管理することで、自社がもつ在庫全体を管理し、余剰在庫の削減や販売機会の損失防止を図ります。

WMSとWCSの違い

WCS(Warehouse Control System)とは、「倉庫制御システム」を意味します。WMSとWCSとの違いとして、管理対象が挙げられます。

WCSは、設備をリアルタイムに制御する事に特化したシステムで、
管理対象はコンベアや自動搬送機器、ロボットアームなどの機械の制御・監視です。そのためWMSのように従業員の作業を管理することはできません。
ですが、これらの機械を監視し遠隔での高度な操作で業務効率化を実現する事ができます。

両者とも作業効率や収益upに繋がるように構築されたシステムではありますが、WMSが「倉庫内業務全般の管理」だとすれば、WCSは「倉庫業務の運用に関する設備機器の制御管理」を行うという事になります。

WMSと基幹システムとの違い

WMSと基幹システムとの違いは入出庫の際の物流におけるサポートができるかできないかという点です。
基幹システムとは企業のビジネスの根幹となる業務システムの事です。
在庫の把握や更新をしていく事はできますが、物流に関する作業をサポートする事はできません。

WMS機能一覧

WMSには具体的にどのような機能が備わっているのでしょうか?
具体的に説明していきます。

入出庫管理

倉庫に入荷・出荷した商品を把握・管理します。
入荷された日付や状態、仕入れ先の情報も明確にします。
出荷に関しては、生産スケジュールと連携させて出荷をする際の情報を整理します。また、ピッキングやハンディターミナルを使用したバーコード管理は業務の流れをスムーズにします。

在庫管理

上記でも説明しておりますが、
自社内外の倉庫以外の在庫データを管理します。
この管理によって余剰在庫在庫や機会損失などのリスクヘッジを行う事ができます。

棚卸管理

倉庫内で一定期間管理していた商品について、情報をまとめられます。
棚卸指示機能や棚卸差異リスト機能など、定期的に行う必要のある業務を効率的に行えます。

返品管理

返品管理がスムーズでないと無駄なフローを生みやすく、コスト面で弊害が起きてしまいます。人手だけでは管理しきれない面もこの機能によって補えます。

帳票管理

入出荷時に必要な帳票やラベルを発行します。
毎日しなくてはならない業務なので、自動化によって大きな効率化に繋がります。

WMSのメリット

WMSを導入するメリットとして、以下のメリットが挙げられます。

メリット①現場作業の効率化・商品品質の向上

WMSは人手を介して行う業務をサポートし自動化する事によって作業ミスを大幅に削減します。また、現場での作業内容を簡易化する事ができるので、一定の生産量を保つこともできます。

メリット②コスト削減

物流コストの中でも人件費の割合は高くなってきています。よっていかに人件費を削減できるかがポイントとなってきます。
WMSによる作業効率化で不必要な人件費をカットし、コスト削減を実現させましょう。

メリット③リアルタイムで業務内容を可視化

業務向上において状況把握は最も大事な内容であります。
リアルタイムで現場で何が起き、何を行っているのかを把握する事により、状況に応じた素早い対応が可能になります。
最新の在庫状況を知る事で、より正確で素早い行動をとる事ができます。

WMS導入に伴うデメリット

WMS導入時に伴うデメリットは以下の2点が挙げられます。

デメリット①導入コストがかかる

当たり前ではありますが、WMS導入によるコストはどうしてもかかってしまいます。そのため、導入を検討する際には、自社が解決したい物流課題とかけられるコストを明確に設定することが必要となります。

デメリット②社内での浸透に時間と労力がかかる

WMSを用いて、業務の標準化を目指すにあたり、社内で新しいシステムを浸透させなければなりません。導入する目的や利用方法などを共有すべく、しっかりと研修等を設ける必要があり、そこには時間と労力、コストを割く事になります。

そのため、“今のままで良い”という考え方も多く、新しいシステムを導入する事に抵抗感を持たれるケースもあります。

WMS導入事例

導入をご検討中の方は実際にどのような導入事例があるのかという比較が大切です。ここでは2社の導入事例をご紹介していきます。

事例①
A社の場合
業種:物流運営 従業員数規模:500~1000名


問題点物流業務を提供するA社では、物流・在庫管理において必要な帳票やラベルなどを出力し、
実績データを手作業で入力していたため、かなりの時間がかかる作業であった。
目視による各商品のラベル確認作業によって人為的ミスや作業効率の悪さに悩んでいた。
一日当たり数千個の検品作業が限界だが、事業拡大に沿ってもっと出荷数を増やしたかった。
長年にわたり業務の流れを最適化して誤出荷などもなかったことから、最初は大きな問題を抱えているとは思っていなかった。
結果的には、基幹システムの老朽化にともなう「情報システム基盤再構築プロジェクト」が転機となりWMSの導入を決めた。
また、導入後の狙いとして業務の標準化と効率化コストと期間の削減であった。
改善点目視による検品作業はどうしても人為的ミスを回避しにくい点があったが、
映像検品認識装置を導入する事によって1台あたりの検品作業時間を大幅にカットでき、商品精度も上がった。
検品時の商品を搭載したカートの映像が記録として残るので、配送先からの問い合わせにも迅速な対応ができた。
また、作業人数も通常の半分の人数でも対応できるようになったため、作業場にカートがずらりと並んで気が滅入ってしまうような労働環境も改善でき、作業者の視点からも効果を感じられる声が聞こえてきた。

事例②
B社の場合
業種:電気機器メーカー 従業員数規模:1000名〜


問題点家電製品などの電気機器メーカーであるB社はこれまで各配送センターにおいて現場や担当者別にオペレーションが変わっていた。
そのため担当者がいないと効率的な作業ができなかったり、業務内容にムラがある事が多かった。
また、長年自社自社の管理システムだけを使用していたが、それだけでは限界を感じるようになってきた。
よってWMSを導入する事で、最適化された倉庫業務の仕組みを取り込もうと期待した。
改善点業務内容に各配送センターへの横展開も柔軟に対応できるような余裕が生まれた。ピッキング作業にタブレット端末を導入する事により、紙のピッキングリストが不要になった。
PDラベルや納入明細書の発行が検品作業と連動しており、ラベル待ちや明細書待ちをする無駄な時間が削減できた。
このような作業効率化により1日の出荷数が大幅に上がり、わかりやすく導入によるメリットを感じられた。また、単純にシステムを導入するだけじゃなく、豊富な専門的な知識と経験によって導入後のサポートも充実しており、各現場の人員への教育もスムーズで安心して業務を行えている。

WMSサービス選定時の注意点

数あるWMSサービスの中から、自社に適したものを選定することは容易ではありません。検討時に注意すべき3つのポイントは以下の通りです。

注意点物流業務における課題を洗い出す
②コストの設定
③サービス内容の確認

システム導入を検討する際には、自社で抱える課題や導入の目的など、社内で明確にしておくことで、導入後もより社内で浸透させやすくなるでしょう。

WMSサービス 比較10選

WMSおすすめサービス10選を特徴、費用をふまえて比較していきます。

W-KEEPER


マルチカテゴリに適用。業務を全体的に強力サポート。

特徴・全ての規模に対応
・発注後数日で複数拠点・多種多様な業務に対応可能
・担当者別に使用権限付与が可能で、セキュリティー面にも特化
料金
5,000,000円

【オプション】
無線ハンディー、汎用インターフェース、WEB受発注、TC、運賃配車

WMS THOMAS


物流会社ならではの独自のノウハウを組み込んだ、toB・toCどちらにも対応するシステム。スマホがあれば簡単に操作できます。

特徴・導入前、導入後に支援サポートあり
・様々な基幹システムに対応
・API連携も一部可能
・拠点数、 場所など関係なく入出庫情報の確認ができる
料金75,000円〜

ONEsLOGI


日立物流グループによるシステム。

特徴・独自の物流に対する専門的知識を生かして、業務をサポート
・月額10万円から利用可能
・現場改善や構築の開発が強み、ノウハウが豊富。
料金100,000円〜

LIFE-Vision


日用品・生活雑貨に特化したクラウド物流システム。

特徴・カスタマイズ性が高い
・4種類の汎用的な在庫引き当てロジックを標準装備
・フリーロケーション 管理で倉庫内の自由設計が可能
料金料金、見積もりはお問い合わせにて

Medical-Vision


全ての規模に対応する医療、医薬品に特化したシステム。

特徴・商品毎の使用期限、有効期限管理が可能
・各種帳票の自動発行機能搭載
・様々な情報を抽出し、各種加工加工が可能
料金span style=”font-weight: 400;”>料金、見積もりはお問い合わせにて

Super-vision



衣食住に特化した物流システム。

特徴・クラウド型システム
・最小限のコストで量販店、荷主のWMS構築を実現
・物流運用に応じてカスタマイズ可能
料金料金、見積もりはお問い合わせにて

SLIMS


物流センターの作業と在庫を統合管理し、業務の標準化・効率化を実現するとともに、 物流サービスレベルを高める高めるためのWMSシステム。

特徴・物流専門家がアドバイス
・導入実績350社以上
・年中無休、24時間コールセンターによるサポート可能
料金140,000円〜

ci.Himalayas/GLOBAL


8年連続WMS導入No.1の実績を誇る多言語対応のシステム

特徴・ASEAN、中国での豊富なシステム導入実績
・現地語での導入や運用保守サポートあり
料金料金、見積もりはお問い合わせにて

ZIZAIA(ジザイア)


オリジナリティ溢れる新発想のフレームワークが魅力。自由なカスタマイズで低コストかつ短納期でWMS導入が可能。

特徴・柔軟なカスタマイズ性
・追加費用を抑制する営業ライセンス方式
・小売業、製造業を中心に幅広い業種、業態に対応
料金5,000,000円〜

 

Goo2マネ(倉庫管理)


株式会社日立システムズエンジニアリングサービスが提供する、ハンディターミナルを使用したデータ照合により倉庫運用の効率化を実現するソフトウェア。

特徴・ロケーション管理や先入先出管理も可能
・ハンディターミナルによりヒューマンエラー 防止に
・CSV形式で他システムとのデータ連携も可能
料金料金、見積もりはお問い合わせにて

まとめ

上記よりWMSの導入により作業中の人為的ミス削減など様々な利益の生産が可能になるという事がわかりました。
企業価値を上げるためにも在庫を抱える企業様にはぴったりのシステムであります。しかし、重要なのは自社に適しているWMSの見極め方です。
必ず導入後に良い結果の出るよう、メリット・デメリット、導入後のサポートがどのくらいなのかなどをしっかり確認していきましょう。

WMS導入を検討されている方へ

このようなお悩みをお持ちの企業ご担当者様へ

▶︎受注と物流が別管理なので煩わしい

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▶︎物流管理にかかるコストを圧縮したい

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ECサイト構築にかかる費用の相場を徹底比較

今、ECサイトを制作・構築してネットショップを運営している企業や個人が混在する中、ECサイトの構築方法や手法も多様化し複雑になってきています。

そこで今回はECサイト構築をご検討中の企業ご担当者様に向けて、多様・複雑化しているサイトの構築方法と費用相場をわかりやすく比較していきます。

ECサイト(エレクトロニック・コマース・サイト)構築における構築種類と費用の比較

ECサイト構築方法は概ね5つに分類できます。この分類とそれぞれの特徴を理解しておけば、ECサイト構築方法の選定の助けになります。

ECサイト構築方法毎の機能・費用・制作期間の比較。

それぞれの構築方法別にメリットデメリットをまとめてみました!

①ASP(=アプリケーション・サービス・プロバイダ)

(BASE.Shopify,カラーミーショップ,MakeSHop…)

メリット制作期間が短くすぐオープンできる
初期費用・月額費用が安い
決済会社と直接契約する必要はない
デメリットカスタマイズ性が非常に低い
販売手数料がかかるサービスが多い

ASPではECサイトに必要な環境を全てレンタルできるので、最短5分でECサイトをオープンする事ができます。
また、初期・月額費用も安く、小額予算からでも始める事ができます。カスタム性に関してはオープンソースやパッケージ型に比べ低いです。また、自動的にバージョンアップもかかるので、ECサイト初心者にとっては適した方法です。

②ECモール

(Amazon,楽天市場,Yahoo!!ショッピング…)

メリットサイト自体に集客力と信頼性がある
デメリットカスタマイズ性が低い

ECモールには既にサイト自体に集客力と信頼性があるため、安心してアクセスするユーザーが多くいます。
また、初期費用も小額で、各モールのサポートも随時受ける事ができます。ただASPと同様カスタマイズ性は低く、オリジナリティは表現しにくいです。商品が売れた際もそれなりのロイヤリティを支払う必要もあります。ECモールも低コスト構築を実現するので、こちらもECモール初心者におすすめです。

③オープンソース

(EC-CUBE,Magento)

メリットカスタマイズによりオリジナリティーを表現できる
デメリットカスタマイズに専門的な知識が必要なため、ある程度リスクがある
予期せぬ費用がかかるなど、費用面での負担が大きい

オープンソースとは、プログラムのソースコードを開示しているライセンス無料のソフトを使ったECサイト構築の手法の事です。オープンソースは自社サイトに適合するようカスタマイズする必要があります。
そのため自社でのシステム開発やシステムを外注したりとサイト開設まで約1ヶ月かける場合もありますが、その分独自性を出す事ができます。また、サポートは一切ないので、専門知識が少ないとセキュリティー面やバグなどのトラブルには自分で対処しなければなりません。

④パッケージ

(Orange EC,ecbeing,ebisumart)

メリットカスタマイズ性が高い
プラグインを自由に追加できる
デメリット開発費用と期間にかなりの余裕が必要

パッケージとはECサイトに必要とされる機能をまとめた製品のことです。バックエンド機能である、カート機能・受注管理・売上管理・顧客管理もEC管理者が運用しやすいようなサポートが充実しています。パッケージはカスタマイズ性が高く、中小〜大企業のECサイト構築にも対応しています。
またソースを開示していないので、セキュリティー面には安心できます。ただその分費用は高めに設定されています。アップデートも自動ではないので、自分で随時行って行かなくてはいけません。

⑤フルスクラッチ

メリット自社の管理システムと連携できる
カスタマイズ性が高い
デメリット開発費用に1000万以上かかる場合がある
開発期間も長い

ゼロベースから独自で制作するためカスタマイズ性には特化しており、理想のECサイト構築を思う存分行う事ができます。自社システムとの連携もスムーズで追加機能にも制限はありません。
問題は費用面です。制作費用・維持費用共に高額な上に、専門的な開発技術者を雇う必要があります。また制作期間も長期的に見ておかなければなりません。


✔︎mylogi運営会社ART TRADINGではECサイト制作サービスも提供
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EC構築手順

それではまずECサイトの構築手順を解説します。

手順①:コンセプト定義

ECサイト構築前に自社サイトの現状もしくは理想図、更に競合サイトの研究を済ませておきましょう。コンセプト決めとも言います。この工程がのちに作業効率や完成満足度に大きく関わってきます。
また、ECサイトの内容やデザインだけではなく、作業進行の計画等も済ませておきましょう。

手順②:要求定義

制作・構築前に行ったコンセプトに基き、費用面を考慮しながら必要な機能をまとめていきます。
機能によって必要なプラットフォームを選定していくので、大変重要な工程です。

手順③:ECプラットフォーム選定

この工程は設計・開発に当たります。
ECプラットフォームはショッピングカートや決済システムなどの選定に関わってきます。
ECプラットフォームによっては理想の機能がついていなかったりするので、自社に適合するかどうかよく調べてから選定しましょう。

手順④:導入製品の選定

手順②で決めた要件定義に沿って他社競合とさを付けれるような製品を選びましょう。
商品によってはECサイトでの販売に向き不向きがあるので考慮していきましょう。

手順⑤:ワイヤーフレーム作成

ワイヤーフレームとは、ECサイト上で『何を』『どこに』表示するかなどの枠組みを決めていく作業です。
ECサイトも見た目も重要ですが、使いやすさ分かりやすさが最も求められる点ですので、
常にユーザー目線でワイヤーフレームを作成していきましょう。

手順⑥:デザイン・コーディング

ワイヤーフレームに沿ってデザイン・コーディングをしていきます。
各ページにどのような要素や機能を追加するかなどコンテンツを細かく整理してデザインを行っていきましょう。

手順⑦:商品登録

出来上がってきたECサイトに実際に商品を挿入し登録していきます。
商品の特徴が分かりやすい説明文と、商品が最も美しく見える写真を挿入しましょう。
また手間が省けるので一括登録ができるCSV形式のファイルを利用する事をおすすめします。
企業によってはICタグなどで店舗在庫と商品を一括管理するケースもあります。

手順⑧:諸設定

配送日時・配送手数料、決済システムの選定など細かい設定をしていきます。
この工程が終わればいよいよサイトのオペレーションテストができます。

手順⑨:オープン前オペレーションテスト

オープン前には必ず行いましょう。
実店舗における新人スタッフ教育と同じ要素です。
動作に不具合がないか、PC・スマートフォンどちらからでも見やすいUIになっているか(レスポンシブデザイン)セキュリティー面は安全かなどを見ていきましょう。

手順⑩:完成・オープン

ここでやっと完成・オープンとなります。
ここからは運用業務になっていくわけですが、構築した際に確率したECサイト自体のコンセプトや細かい機能に関して、随時振り返り確認しながら運用していくよう心がけましょう。

ECサイトリニューアル手順

既にECサイトをお持ちの方でも、機能向上や売り上げUPのためにリニューアルをご検討中の方もいらっしゃると思います。
そんな方へECサイトリニューアルの手順について簡単にお話しします。

手順①:目標設定

サイトリニューアルには約3ヶ月ほどの期間を設けておくといいです。
その上でまずはサイトリニューアルの目標を設定します。一般的な目標の例には、集客・業務効率化・採用があります。それぞれの目標にあった分析をし、リニューアル後の運営も想定して設定していかなければなりません。

手順②:分析

自社サイトの分析を徹底しましょう。今までと何を変えたいのか、何を追加したいかなどを明確にしないとリニューアルの意味がありません。
そのためには実際に社内の様々な職種の社員にサイトを利用してもらい、その感想を集めて参考にしましょう。また、アクセス数分析のためにGoogle Analyticsを参考にするのもいいでしょう。

手順③:競合他社との比較

手順②で上がった自社での意見が煮詰まってきたら競合サイトとの比較をしてみましょう。
同じ業種の競合他社がどんなサイトを運営しているか、それはスムーズなナビゲーションであるかなど、自社サイトには足りない部分を探していきます。また、他社サイトを閲覧して出た意見は全て裏付けもしっかりしていきましょう。

手順④:サイトマップ作成

ここまでの工程により自社のECサイトに対しての理想が固まってきたら、それを図式化してみましょう。
ページの内容を細かく設定するためにしっかり意識してサイトマップを構成します。

手順⑤:デザイン及びコンテンツ選定

サイトマップやフレームを固めたらいよいよデザインやコンテンツを決めていきましょう。実はこのデザインの設定は大変慎重にすべき工程でもあります。
一度確定して開発に着手し始めたデザインを変更するのはなかなか難しい作業だからです。やっぱりこっちのデザインが良いとか、ここのデザインに抜けがあったなどの修正も簡単にはできなくなってしまうので、デザイン案はしっかり確認しながら選定していきましょう。
また、コンテンツの企画とスケジューリングも重要なポイントです。新規コンテンツ/追加コンテンツいずれも、作成したいコンテンツに沿って写真等のクリエイティやテキスト本文を完璧に用意するには多大な工数がかかります。実は、ECサイトを開設する上で最もスケジュール遅延の可能性が高い工程とも言われています。充分すぎるほど入念にスケジュールを立てて進行していきましょう。

ここまで来れば、いよいよサイトの公開です。

手順⑥:解析・改善を繰り返す

サイトが公開されたら随時アクセスや問い合わせの数を解析していきましょう。
その解析結果に応じて改善すべきポイント・再設計すべきポイントを繰り返し行っていきます。サイトリニューアルの効果が結果として出るまで根気強く続けていきましょう。

ECサイトを外注する際に注意すべき事

このようにECサイトの構築方法は多種多様で、それに伴い外注先についても多様な選択肢が存在します。そのうえで、自社の需要とマッチしているかをしっかり判断する必要があります。
また、一番大事なのはサイト公開後のサポート面です。
アフターケアを自社で行えない場合、どれだけ外注先が請け負ってくれるかについても、判断基準に持ってくると良いのではないのでしょうか。
加えて、EC サイトは決済を含むサイトになるため、安心して業務執行をするためにもセキュリティー面には強い会社と契約することが重要です。

まとめ

ECサイト構築には様々な方法やその方法に付随して費用も大きくされるという事がわかりました。それぞれのECサイト構築方法のメリット・デメリットをよく吟味しましょう。自社が何を重要視するのかを明確にし、ニーズに合ったサービスを見つけていきましょう。

ECサイト構築方法や費用でお悩みの方へ

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物流システムとは何か?現代におけるその機能や種類を徹底解説!

物流とは『物的流通』の略で商品を生産者から消費者へ引き渡す過程の事を言います。ここでいう過程とは広範囲にわたります。
今回は、物流のシステムである「物流システム」について、機能や種類についてご紹介します。

物流工程を効率化できるシステムとは?

そもそも物流の主な機能としては、「輸送」・「保管」・「荷役」・「包装」・「流通加工」があり、これらは「物流5大機能」と言われています。
このように物流には単に商品を運ぶというだけではなく、多くの工程が必要となってきます。消費者にとって、「商品が予定通り無事に到着するのは当たり前」。
さらにその先の「包装の品質」や「追跡サービスの質」などが満足度に大きく影響する時代です。商品品質の向上や消費者の信用を得るためには、上記全てのプロセスを徹底的に最適化し、スムーズな物流を展開していく事が大切です。
そのために存在しているのが物流システムで、これらの各工程を一部もしくは一元的にシステムで管理するために存在しています。

物流5大機能について

『輸送』

輸送は「一次輸送」とも呼ばれています。
長距離の移動を伴いながら商品を工場から物流センターまで運ぶ場合や、工場から別の工場へ物を運ぶ場合に”輸送”と言います。

『保管・荷役』

“保管”とはある一定の場所でモノを預かり、品質や数量を明確に管理する事をいいます。
”荷役”は倉庫や物流センターでの積み下ろしから運搬、入出庫管理、仕分け、荷揃えまでと幅広い工程を行います。

『包装』

“包装”とは商品の品質や価値を上げるだけではなく、輸送に対して利便性を良くすることもできます。“持ち運びやすい”かどうかというのは物流効率を上げるのに必要な事です。

『流通加工』

物流の5大機能のうち”流通加工”は、近年「最も顧客満足度向上の可能性のある工程」として注目されています。
商品を、そのまま出荷するよりも流通加工を施す方が商品に付加価値に繋がります。このような顧客にとっての”目に見えるサービス”という工程は顧客満足度向上にもなり、より競合他社との差別化をする事ができます。
そして、上記のような重要工程に注力するためには、その他の作業工程を効率的に遂行し、リソースに余裕を持たせる事が必要です。

物流システムの種類

物流システムと一口に言っても、様々な種類と選択肢があります。では、ここでは様々な物流システムを解説していきます。物流システムを構成するアプリケーションは大きく5つに分かれています。

配送管理(TMS)

出荷から配送完了までの工程を管理していて、配送状況を可視化する事によりコスト削減やサービス品質の向上ができます。

運行管理

それぞれの車両と随時連携を取り管理する事ができ、配車やルートの最適化に役立ちます。

在庫倉庫管理(WMS)

在庫情報や入出庫情報、在庫の過不足状況をチェックできます。在庫が合わなかったり、管理に欠陥が生まれやすいという事を無くします。

貨物追跡

輸配送中の貨物をリアルタイムで追跡する事によって、消費者が明確に貨物の状況を把握する事ができます。

EDI

EDIとは(Electronic Data Interchange)の略称で、電子データ交換という意味です。BtoBにおいて受注・発注・出荷・納品・請求・支払いといった作業を自動化し、インターネットに親和性の高いシステムにより業務効率化を実現します。
このように物流システムを導入する事で、物流業務の業務の問題点や改善点を可視化する事ができます。

物流における4PLと3PLとは?

上記のように物流には様々な工程や流れが存在しており、その全ての業務で起きた問題の処理には日々進化が必要とされています。そんな物流問題を解決する糸口として、現在物流業界で新しい流れとして注目されているビジネスモデルが4PLです。
ここでは3PLとの違いも合わせて機能についてご紹介致します。

3PL(サードパーティー・ロジスティクス)とは

3PLとは物流部門を第三者企業に業務委託する業務形態の事を言います。
メーカーをファーストパーティー、問屋や小売をセカンドパーティー、物流業務を担う企業をサードパーティーと位置付けています。そしてロジスティックスとは物流業務を一元管理する事を指し、これにより3PLは第三者企業による物流一元管理という意味を持っています。

この第三者企業による物流一元管理というビジネスモデルは1990年頃の米国にて広がり始めました。
多くの企業の中でも物流業務はネックであり、だからと言って毎回業務内容別にそれぞれの担当企業へアウトソースしているのでは効率的な物流ルートを構築できないと考え、物流業務全般を一括アウトソーシングしようと生まれたのが3PLという解決方法でした。

4PL(フォースパーティー・ロジスティクス)とは

3PLを更に進化させた業務形態を4PLと言います。
これは従来の3PLにコンサルティング機能を追加したものです。
4PLは3PLでは拭きれなかった物流事業の規模拡大における不安を解決してくれるという点で非常に注目されていると同時に、優れた3PLノウハウを持つ物流企業が、別の物流企業に対して自身の3PLノウハウを伝授しサービス化する事と定義付けられています。
更に新しい設備を必要とせず、3PLを展開している多くの企業で問題になっている過大な人件費や設備投資などの悩みをコーディネート・アドバイスする事により一掃してくれるというメリットを持っています。

4PLのススメ

物流に関する知識や経験に特化した業者がコンサルタント業務を請け負うため、
専門的知識を必要とする物流業務には必要不可欠なアドバイスが得られるはずです。
新しい設備投資をせず、物流事業拡大と売上向上を結びつける近道を見つけるために、皆さんもこの機会に是非4PLの展開や利用を是非検討してみてはいかがでしょうか。

物流システム各社比較

ここからは各物流システムの費用・サービス内容などを比較していきます。物流システム導入をお考えの担当者様は是非参考にしてみてください!

mylogi

アートトレーディング株式会社が提供する「受注・物流」一括管理システム

アートトレーディングは10年以上EC運営の実績を誇り、大手企業様から中小企業様まで幅広くご支援実績を有するEC運営のプロフェッショナル企業です。長年のEC運営で培ったノウハウを還元し、受注から物流までを一元管理する「mylogi」を提供しています。従量課金制のサービスと比較してもコストパフォーマンスに優れ、カスタマイズ性にも富むサービスです。

特徴・「受注・物流」一括管理システム(=WMS)
・複数倉庫管理が可能
・API連携により自動出荷により売り上げ拡大
料金・初期費用無料
・月額8,000円〜

ロジザードzero

ロジザード株式会社が提供するシステム。

倉庫の在庫管理システムに特化しているため、出荷管理、配送業務等にかかる商品受注データのスムーズな受け渡しが可能になります。
業界NO.1の導入及び連携実績を誇ります。

特徴EC向けの「倉庫の在庫管理システム」導入の段階でカスタマイズが可能
料金・見積もりはお問い合わせにて確認

ネクストエンジン

コストパフォーマンスを最大の売りとするHamee株式会社が提供。
他店舗のネットショップ運営をする場合、各店舗の在庫や注文の連動が同じ操作で一元管理できるので、効率的な運営に繋がります。

特徴・「受注・物流」一括管理システム(=WMS)
・「クラウド型WMS」  複数店舗の一元管理が可能
費用・初期費用なし
・月額3万

クロスモール

株式会社アイルが提供。
ネットショップに必要な運営業務を一元管理でより良い店舗運営を実現!各ECモールから入る注文や連動して変わる在庫数、発注・仕入れに至るまでの一連の流れを一元管理。

特徴・ネット経由で遠隔からソフトを利用できるサービス
・仕入れなどのEC業務を一元管理できるASPソフト。

費用月額5000円〜

✔︎mylogi運営会社ART TRADINGではECワンストップ支援サービスも提供
✔︎ECでの販促企画・サイト制作・集客・運営・分析の一元サポート
✔︎EC〜物流やマーケティングまで全領域を各プロフェッショナルが担当
✔︎ECサイト運営代行ならART TRADINGにお任せください!

まとめ

いかがでしたでしょうか。
物流システムの導入により煩わしい作業をなくすだけではなく、コストカットや業務効率化も実現する事ができます。
この機会に是非物流システム導入をご検討ください。

物流システム管理でお悩みの方へ

このようなお悩みをお持ちの企業ご担当者様へ

▶︎受注と物流が別管理なので煩わしい

▶︎売り上げが伸びてきたので、人力での管理に限界を感じている。

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物流管理システムの機能や費用、メリット・デメリットについてまとめました

こんにちは。ECサイト担当者様の中には、売上向上に伴い、物流業務の多様化や労働力不足に頭を悩まされていらっしゃったり、売上機会を最大化し、ECサイトの拡大を目指していらっしゃる方も多いのではないでしょうか。今回は、現場の見える化や自動化により、業務の効率化やコスト削減を実現できる「物流管理システム」について、機能や費用、メリット・デメリットなどを踏まえてご紹介します。

物流管理システムとは

物流管理システムとは、「仕入れまたは生産した商品を、顧客のもとに送り届けるまでの流れやそれにまつわる情報を管理するシステム」です。

物流管理システムを利用し、物流プロセスに関する情報を一元管理することで、業務効率の改善や物流コスト削減を実現することができます。

具体的に、物流管理システムには、

・カスタム型
自社のニーズや既存のシステムに合わせたサービスをカスタマイズできるもの
・パッケージ型
パッケージの中から使用するサービスを選定し、利用するサービスに合わせて自社の物流システムを適応させるもの

の2種類があり、自社が抱える物流課題や設定したコストに合わせて、システムを選定する必要があります。

物流管理システムの主要機能

製品の生産・仕入れ〜顧客の手元へお届けの流れや情報を一元管理する、物流管理システムでは複数の業務を行います。

具体的には、
①倉庫内で商品の管理を行う
「在庫管理」「ロケーションの管理」「受注」「ピッキング」「梱包」「出荷」
②商品のお届けの管理を行う
「配送手段の選定」「商品情報・お客様情報の管理」「お客様対応」「代金回収」など、仕入れ〜お届け完了まで、業務は多岐にわたります。

そのため、物流管理システムは、WMS(倉庫管理システム)TMS(配送管理システム)の2つに分けられます。

具体的に、WMSでは①で挙げられている、商品の仕入れ〜出荷の一連の流れや情報管理などを行います。
TMSでは、②で挙げられている、商品出荷後〜お届け完了までの流れ、情報管理を行います。

従来の管理システムと比較した際の、WMS・TMSの大きな特徴は、データ管理に留まらず、現場での業務遂行までを担うことが挙げられます。

WMS(Warehouse Management System・倉庫管理システム)とは?

WMS(Warehouse Management System)は、倉庫管理システムとも呼ばれ、倉庫内の製品の管理から出荷までの業務の管理を行います。大きく分けて「入荷管理」「在庫管理」「棚卸管理」「出荷管理」の4つの業務に分類することができます。

「入荷管理」

入荷管理では、「どの製品をどのくらい入荷するのか」を正確に把握することができます。入荷予定リストの作成、入荷予定・実績の管理、ハンディ検品などを行うことができます。仕入れた製品を正確に把握・管理することで、倉庫スペースを最適に利用し、在庫回転率の向上につなげることができます。

「棚卸管理」

棚卸管理では、棚卸リスト作成、指示、実績の管理や棚卸報告を行うことができます。大きな倉庫であっても、「どこに何があるか」を常に明確にしたり、機械によって業務を行うことで、手動による業務を削減することができます。

「在庫管理」

在庫管理では、倉庫内の在庫数、品質、保管場所のリアルタイムでの管理を行います。在庫管理をデータで把握することで、適切な仕入れの数量の予測、調節が可能になり、商品の廃棄ロス等を最低限に抑えることにつながります。

「出荷管理」

受注後の伝票作成や出荷する商品の選定、出荷予定・実績の管理、ピッキングリストの作成や梱包など、商品の出荷が完了するまでの業務を行います。さらに、バーコード管理を導入することで、要となる「スピード」「正確さ」を追求し、発送時に起こり得るミスを防ぐことができるでしょう。

WMSについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてご利用ください!
WMS徹底解説!おすすめ倉庫管理システム比較10選をまとめてみました

RFIDを用いたWMSについて

RFID(Radio Frequency Identification)とは、無線で通信できる機能がついた荷札「ICタグ」の一種です。専用のスキャナで読み取ることで、瞬時に商品の情報の収集、管理を行うことができます。バーコード読み取りと比較した際のメリットは以下の通りです。

メリット・タグが見えていない状態でも読み取ることができる
(近距離でなくても、商品が入った箱が未開封な状態でも読み取り可)
・複数の商品を同時に読み取ることができる
・読み取ることのできる情報量が多い

RFIDは、倉庫内の作業の効率や質を高めることができるツールとして知られており、WMS(在庫管理システム)と併用されるケースが多いです。

ただし、「導入コストが高い」「通信にエラーが起こり得る」などのデメリットもあるため、検討する際には、導入する目的や在庫管理における、解決したい課題などを明確にしておく必要があります。実際に、RFIDの導入で効果が期待できるケースをいくつかご紹介します。

ケース①一度に大量の商品の入出庫を行う

商品の種類や数量が多い、且つそれらを一度に入出荷している場合、作業ミスは発生しやすくなります。しかし、バーコードよりも、より瞬時に商品の情報を読み取ることのできるRFIDを用いることで、業務効率や精度を上げることができます。

ケース②倉庫内の構図が複雑

倉庫内の構図が複雑だったり、十分なスペースがとれないがゆえ、商品が入った箱を積み重ねてしまったりしている場合、バーコードや手動での作業であると、商品の情報をよる取ることのできる状態にするまでに時間がかかってしまいます。そのため、タグが見えていない状態でも読み取ることのできるRFIDを用いることで、倉庫管理における作業時間を大幅に短縮することができます。

TMS(Transport Management System・配送管理システム)とは?

TMS(Transport Management System)は、配送管理システムとも呼ばれ、出荷後の荷物を顧客の元に確実に届けるための、一元管理を行います。TMSを導入することで、オペレージョン担当者やドライバーの業務効率化が見込めるでしょう。具体的な業務として、「配車管理」「書類作成」「運賃管理」「進捗管理」「実績管理」の5つに分けることができます。

「配車管理」

配車管理では、出荷手段の選定や管理を行います。具体的には、納品先や数量、時間などを考慮し、トラックの手配をしたり、受注からお届けまでにかかる日数やを予測したりします。システムを導入することで、手動による作業を削減することができます。

「書類作成」

発送指示書や納品伝票、送付状などをはじめとした帳票の作成、印刷を自動で行います。

「運賃管理」

運賃管理では、輸送コストを自動で計算し、運賃の管理や支払い状況などの管理を行います。

「進捗管理」

進捗管理では、出荷した商品の状況をリアルタイムで把握することで、オペレージョン業務の簡略化を実現します。出荷時刻、配送完了の予定時刻など、配送状況をドライバーを通さず、随時確認することができ、スムーズなトラブル対応も可能になります。

「実績管理」

実績管理では、業務日報の作成や管理を行うことができます。運行日報作成が自動化されることで、ドライバーが手動で行う作業が削減され、業務効率の向上が実現します。さらに、データで管理することで、輸送にかかわる業務の分析も可能になり、効果的な輸送手段の選定にもつながるでしょう。

物流管理システム導入のメリット

物流管理システムを導入する主なメリットとして、以下の3つが挙げられます。

①業務の効率化
②倉庫回転率の向上
③現場の見える化

メリット①業務の効率化

WMSであれば、検品作業やピッキング指示など、TMSであれば、配車管理や帳票作成、進捗管理、日報作成など、これまで手動で行なっていた業務を自動化することで、大幅な業務効率の向上を見込むことができます。

手動で行う業務を最低限におさえることで、人手不足解消や業務遂行のスピードもあげることが可能です。結果として、配送範囲や受付時間が拡大しすることで、販売の機会を増やし、売上向上を見込むことができるでしょう。

メリット②倉庫回転率の向上

WMSを導入することで、倉庫内の商品の状況をリアルタイムで随時確認することが可能になり、倉庫回転率の向上につながります。

在庫状況を正確に把握することで、余計な仕入れや廃棄ロスを最低限に抑え、コストカットや商品の品質維持を実現することができます。

メリット③現場の見える化

WMS、TMSを導入することで、データ一元管理だけでなく、現場の業務の見える化を実現することができます。

仕入れの数量や売上の分析、予測に加え、業務の作業時間や実績の分析を行うことで、業務における課題を洗い出すことができます。

物流管理システム導入のデメリット

物流管理システム導入のデメリットとして、以下の2つが挙げられます。

①コスト・手間がかかる
②社内でのサービスの浸透に時間がかかる

デメリット①コスト・手間がかかる

自社のニーズを満たすには、コスト・手間がかかってしまうことが挙げられます。冒頭でもご紹介したように、物流システムは「カスタマイズ」「パッケージ」の2つに分類することができます。

前者では、自社のニーズを満たし、自社で使用する既存のサービスに合わせて導入することができるため、導入時の手間を省くことができます。しかし、費用が高いというデメリットも挙げられ、気軽に導入できるとは言い難いでしょう。
後者では、コストを抑えられるものの、パッケージ内容に合わせて、自社の既存のサービスを変更しなければならないという手間が発生します。

デメリット②社内でのサービスの浸透に時間がかかる

「カスタマイズ型」「パッケージ型」の両者に共通する懸念点として、社内での浸透に時間がかかることが挙げられます。物流システムに関する大きな変更をする際には、全社員への浸透させるために、しっかりと研修を行う必要もあります。

システムの導入を検討する際には、自社が解決したい課題を明確にし、満たしたいニーズやコスト条件などに優先順位を設定することなどが必要となります。

物流管理システム導入にかかる費用

料金体系は、利用するサービスや使用する機能によって大きく異なります。システムは大きく「クラウド型」「パッケージ型」「オンプレミス型」の3つに分けられます。それぞれの特徴についてご紹介します。

クラウド型

クラウド型の物流管理システムでは、インターネットのサーバを利用し、サービスを利用することができます。自社独自のソフトウェアの開発や構築が不要であるため、低コストで導入できるだけでなく、ネット環境があれば使えるという手軽さに特徴があります。

パッケージ型

パッケージ型の物流管理システムを利用する場合、すでに完成されたサービスに自社の物流業務を適応させることが必要になります。独自開発にかかる費用や時間を削減することができますが、自社の既存の業務フローやシステム変更が可能かどうか、社内で明確にする必要があります。

オンプレミス型

オンプレミス型の物流管理システムでは、自社のニーズに合わせて自由に機能をカスタマイズすることができます。ただし、システムの開発や構築に費用と時間がかかるというデメリットもあります。

解決したい物流課題の相談も兼ねて、検討するサービスにお問い合わせのうえ、費用について確認することをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。物流管理システムを導入することで、業務効率や倉庫回転率などをはじめとした、物流業務にまつわる様々な課題解決を見込むことができます。

システムを検討される際は、自社のニーズや希望する導入コストなどを明確にすることで、自社にあったシステムを選定しましょう。ぜひ参考にしてみてください!

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